拳の剣聖

　主人公は宮間　燐。
どこにでもいるような高校生。
ある日の放課後、燐はクラスメイト達と共に突如として現れた謎の物体に吸い込まれようとしていた。
しかし、何故か燐だけが無事でその場に取り残された。
困惑する燐。1人残されるよりも、ある人と離れ離れになったことが何よりも辛かった。
そんなとき、再び謎の物体が出現する。
しかしその物体の力は、先ほどの物体の力よりも弱く、簡単に抗えるような強さだった。
だが燐には抗う理由がない。未知のものに対する恐怖もあったがそれよりも、離れ離れになった「あの人」と会いたい気持ちの方が強かった。
燐はそっと物体に手を触れる。そしてそのとき、ゆっくりと物語の歯車は動き出す——。