第40話 ダンジョン街

ダンジョン街、正式にはユニオン公国ドルトン辺境伯領 第1ダンジョン街

第1ってことは第2、第3もあるのか?


「名前は適当に着けたらそのまんまになっちまった、ちなみに第3まであるぞ」


レイラさんが話す、考えてること読まれた?


街は木の柵で囲ってあり、入るには検問があるのだが


「お疲れ様です~」


領主権限でフリーパス、まぁご丁寧に紋章が入った馬車で来てますからね~


門の近くに領主用の館があるらしく、そこで馬車から降り歩いて街へ


ここから、メアリーさん自分の買い物組とレイラさんミイ、マリーさんの入り口で並ぶ組に分かれる


ゴードンの弟子が開いたお店に行き、ブーツに脛あて、膝あて、胸当て、肘あてを購入、

売れ残っていたということでまけてもらい、銀貨15枚になった

グローブと手の甲については銃が撃てなくなるのでやめた

あとは、ホルスターがあればばっちりだが、短銃がまだ存在しないので、ホルスターも無い、あとで作ってみるか……


「あとは、スタミナポーションを用意しましょう」

「アイテムボックスに高品質のものが4つありますね」

「でしたら、そちらを使いますか」


装備を装着しながら話す

ところで、メアリーさん達はどうやって装備を脱着しているのだろう?


「ところで、疑問に思ったのですが」

「はい?」

「メアリーさんの装備ってどこにあるのですか?」

「説明してませんでしたね、この魔道具に入ってます」


そう話しながら腕輪を示す


「魔道具ですか……、結構高い?」

「多分、白金貨1枚はかかるかと……」


なんと! でも紙の漂白で儲けたお金で買うか~って考えていると


「でも、タカハシさんならアイテムボックスでできるかと」


!!! アイテムボックス超便利!


早速やってみることに


結果、簡単に出し入れができた、良かった! 無駄な出費を抑えた!





買い物を終え、レイラさんのいる列まで戻る


「おう、こっちだ」

「お待たせしました」


レイラさん達は、先頭近くにいた


「まぁ、なんとか見た目は冒険者だな」


そのうち、見た目だけではなくなりますよ


とはいえ、周りの視線が痛い


ひそひそと、あいつ何者だ的な話が聞こえる


そういう声を気にしていたら、レイラさんが


「気にするな、というのは難しいかもしれないが、慣れろ、そのうちもっと噂になることをするんだろ」


そうだった、この後白金貨10枚を稼ぐことをするのだ、さらに魔石セル、モータを使った商品も考えている

となると人の目なんて気にしていられない、悪いこともしてないので、この場は堂々とするだけだ


「慣れるようにします」


そういって、レイラさんに返した


そうこうしているうちに、ダンジョンに入る順番が回ってきた


冒険者ギルド証のチェックを終え、ダンジョンに入るのであった

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