第35話 冒険者ギルド その1

「これなら問題なさそうですね~」

「ああ、あとはギルド登録と防具だな」

「ですね~、メンバーは、私とミイ、タカハシさんにして、今日中にギルド登録しましょうか~」


ということで、急遽メアリーさん、ミイと一緒に冒険者ギルドへ


「ところで、ギルド登録ってどういうことですかね?」

「明日行くダンジョンはギルドによって管理されているところで、冒険者ギルドに登録していないと入れませんので~」

「なるほど、それで登録しに行くのですね」


そうこうしているうちに、冒険者ギルドに着いた

冒険者ギルドは西部劇でよく見るお店の外観で、ドアも両開きなスイングドア

というか、スイングドアってバネの技術があるのか……


「1階は飲み屋と買い取りの受付なので、2階へ行くよ~」


と、扉を開ける前にそう話しミイが先導する


入ると右側は買い取りのカウンターなのだろう、今日の獲物を買い取るためか、20人くらいが列をなしていた

左側は店だ、強い酒と食べ物の匂いで充満している、まさに飲み屋の匂いだ


ミイが入ると店の空気が活気づいたかに思えたが、メアリーさんが入った瞬間一気にトーンダウンした感じがする


ちなみに店にいる男どもはちらちらとミイ、メアリーさん、自分を見ている


まぁ、気にしても仕方がないので2階に上がる


2階は、西部劇の銀行みたいに柵があるカウンターと掲示板があった、おそらく掲示板に依頼が張り出されるのだろう


カウンターはすべて開いており、掲示板も破られた後ばかりが目立っていた、おそらく午後だからだろう


そういえば、ランチ食べてないな……


それは置いておいて、メアリーさんがカウンターに向かう


「お久しぶりですメアリー様」


受付のお姉さんが対応してくれる


「こちらのタカハシさんを登録したいのだけど」

「かしこまりました、ではタカハシ様こちらに」


自分はお姉さんの前に出る


「こちらに触ってください」


目の前に水晶の玉が出てきた、案内の通り触ると、青く光る

これ、カラクルムに入るときに触ったやつだ


「次にこちらも触ってください」


そういえば前にステータス見たのっていつだっけ? と、最近の濃い生活を思いつつ触るのであった

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