第43話 ダンジョンアタック その3

トサッ


事件は夜中におきる、深夜右手が重いなーと感じたが、眠気には勝てなかった


早朝、起きたとき目の前の光景に目を疑った


誰もいなかった右腕にメアリーさん、横を向いて寝たはずの体は上向きに、さらに左腕にマリーさん


そう、腕枕である……


だらだらだらだら……出てはいけない汗が出てきた……


まずは右を見る、顔かわいいんだよな、目が大きくて、まつげ長いんだ、髪の色はブラウン、そして強調された胸……

どこぞのファミレスか! といわんばかりの強調っぷり、まぁお姉さんのクロエさんがアレだからなぁ、アオキさんのことを見て強調してるかも


左は、特徴的なメイドさん、こちらも外見はかなり良い、おそらく転移者寮に勤めるということはそれなりなレベルの人を集めているのだろう、髪の色は黒

胸は大きい、多分そういう対応もできるハズ……

ただ、今までお仕事的な対応ばかりなので性格がわからない、でもこういう人がデレるとかわいいんだよな……


両方から女性特有の甘い香りがして正直どうにかなりそうなのを我慢して、もう一度寝ることに


「……ヘタレ」


小さい声でそう言われた気がした、いいですよ~まだヘタレで、そう考えているうちに2度寝した




「おはようございます」


何事もなかったかのようにマリーさんが話す


「おはようございます」

「クリーンの魔法は?」

「レベル上がったので自分でできます」


そういって、自分にクリーンをかける、ホントにレベルアップ様様


「朝食ができております」

「ありがとうございます」


案の定、レイラさんとミイがニマニマしている


「昨晩はお楽しみでしたね」

「ちょ! お母様!」


レイラさんが某RPGの名台詞を吐く、何もやってないって!


「さすがに美女二人と一緒に寝たので、自制するのが大変でしたね」

「あら、自制されなくても結構ですよ、必要でしたら転移者寮でサービスいたしますが?」


マリーさんが、爆弾を落とす、やっぱりそういったものがあったか!


「マリーぃ⤴」


メアリーさんが鬼の形相だ、そこでミイが


「はい、このお話おしまい!」


しっかりしめてくれた


「ところで、タカハシのレベルは?」

「ちょっとまって、ステータス確認する」


そういってステータスを出す




名前:シンジロウ・タカハシ

種族:転移者

性別:男

職業:なし(イグアス・管理者)

年齢:24歳


Lv:42 → 67

HP:2115 → 4663

MP:3121 → 8872

STR(筋力):215 → 513

DEF(防御力):151 → 269

INT(賢さ):321 → 684

AGI(素早さ):101 → 242

LUK(運):15 → 21


スキル

ユニークスキル 万能言語・万能読み書き・メンバー全員獲得経験値10倍・イグアスランキング・地球Webブラウザ(検索・閲覧限定)

スキル 世界地図・アイテムボックス・鑑定LV3・調合LV4・鍛冶LV1・魔力制御LV4・回復速度向上


魔法

 火魔法 :LV2

 水魔法 :LV2

 光魔法 :LV2

 生活魔法:LV2


イグアスランキング:84位



スキルが増えていた、回復速度向上、あと光魔法は覚えたからだな



「レベル67ですね」

「なら、午前中で100超えそうだな」

「なぜレベル100なのです?」

「冒険者のB級がそれくらいだ、街中のごろつきなら大体防げる、A級は無理」

「なるほど」


将来カラクルムから王都へ進出した場合はさらにレベルアップが必要か……そう考えながら本日のレベルアップを開始した

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