概要
【完結】はじめまして、僕は死神です。君の魂を貰いに来ました。
「桜色に染まる空の向こうで優しい死神は笑う」より改題・改稿の上、2020年6月25日KADOKAWAより発売されます。
書き下ろし番外編も収録されておりますのでよろしくお願いします!
重い心臓病で何度も入院を繰り返している真尋(まひろ)は、ある夜部屋に風が吹き込むのを感じて目を覚ました。
ベッドのそばに立っていたフードを目深に被った少年は自分のことを死神だという。
そして「君の魂を貰いに来ました」と真尋に告げた。
30日以内に死ぬと告げられた真尋は「その日まで私の喋り相手になってもらおうかな」と明るく言った。
病室でいつも一人ぼっちだった真尋は死神と過ごす日々がだんだんと楽しくなってくる。
けれど運命の日は訪れてしまう。
弱弱しくなった心音。
掠れた声。
そんな真尋に死神がとった行動と
書き下ろし番外編も収録されておりますのでよろしくお願いします!
重い心臓病で何度も入院を繰り返している真尋(まひろ)は、ある夜部屋に風が吹き込むのを感じて目を覚ました。
ベッドのそばに立っていたフードを目深に被った少年は自分のことを死神だという。
そして「君の魂を貰いに来ました」と真尋に告げた。
30日以内に死ぬと告げられた真尋は「その日まで私の喋り相手になってもらおうかな」と明るく言った。
病室でいつも一人ぼっちだった真尋は死神と過ごす日々がだんだんと楽しくなってくる。
けれど運命の日は訪れてしまう。
弱弱しくなった心音。
掠れた声。
そんな真尋に死神がとった行動と
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!読むほどに愛おしくなる、最後まで目が離せない!
生きることを諦めた少女、真尋のもとを訪れたのは、死神。
「はじめまして。僕は死神です――」
そんな静かな衝撃を与えてはじまる本作。
愛おしく、切なく、どうしようもなく温かな読み応えのある作品でした。
ヒロイン・真尋の命が尽きるその時まで寄り添う死神の彼……その正体が分かればもう彼らの幸せを願わずにはいられないでしょう。
病気×死×ラブストーリーの組み合わせはずるいです。泣けてしまう。
読み進めるうちに2人がどうなってしまうのか目が離せなくなっていました。
読んで損はありません。
桜咲く春の日にひなたで本を広げて読みたいですね。ハードカバーでもソフトカバーでも文庫でも。とにかく本で読ませ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!死神さんと病気の少女。寿命の間際に流れた涙は、切ないほどにあたたかい
桜と死神、という印象深いコントラストを背景に、寿命が迫る少女を描いた物語。
病気の自分について「家族の迷惑」としか感じられなかった少女は、死神からの余命宣告にも動じなかった。
むしろ「はやくあちらに行きたい」と言う。
それから彼女の寿命まで、死神は少女に寄り添い続ける。その二人の生活が、少女を段々と明るく変えていくのだけれど、もちろん寿命は迫っていて……。
決して報われない恋なのだけれど、それでも読者が物語の最後に流す涙は、あたたかい色をしているはずです。
切ないけれどほっこりする。そんな恋愛物語をお好みの方にぜひオススメします。