読むほどに愛おしくなる、最後まで目が離せない!

生きることを諦めた少女、真尋のもとを訪れたのは、死神。

「はじめまして。僕は死神です――」

そんな静かな衝撃を与えてはじまる本作。
愛おしく、切なく、どうしようもなく温かな読み応えのある作品でした。
ヒロイン・真尋の命が尽きるその時まで寄り添う死神の彼……その正体が分かればもう彼らの幸せを願わずにはいられないでしょう。

病気×死×ラブストーリーの組み合わせはずるいです。泣けてしまう。
読み進めるうちに2人がどうなってしまうのか目が離せなくなっていました。
読んで損はありません。
桜咲く春の日にひなたで本を広げて読みたいですね。ハードカバーでもソフトカバーでも文庫でも。とにかく本で読ませてください。

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