桜色に染まる空の向こうで優しい死神は笑う

作者 望月くらげ

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Good!

面白そうだったから、とりあえずフォローして、1話目だけ読んでそのまま他の作品を読んでたけど、1話目の後、2話目を読んで見て、これは放って置くべき作品ではないと思いました。
1話ずつ読んでいくうちに、少しずつ解けていく伏線。
それがあからさまでなく、「ああ、多分、こういう事なんだろうな」と、読者に悟らせる書き口が好きです。
どんどん読み進めていく手が全く止まらなくて、自分にびっくりしました。
そして、この作品を読み終わった時の切なさ……。
書籍版化されたら読んで見たいです。

★★★ Excellent!!!

生きることを諦めた少女、真尋のもとを訪れたのは、死神。

「はじめまして。僕は死神です――」

そんな静かな衝撃を与えてはじまる本作。
愛おしく、切なく、どうしようもなく温かな読み応えのある作品でした。
ヒロイン・真尋の命が尽きるその時まで寄り添う死神の彼……その正体が分かればもう彼らの幸せを願わずにはいられないでしょう。

病気×死×ラブストーリーの組み合わせはずるいです。泣けてしまう。
読み進めるうちに2人がどうなってしまうのか目が離せなくなっていました。
読んで損はありません。
桜咲く春の日にひなたで本を広げて読みたいですね。ハードカバーでもソフトカバーでも文庫でも。とにかく本で読ませてください。

★★★ Excellent!!!

なぜ死神の彼は少女の元にやってきたのか、その真意に触れた時、優しい気持ちが溢れ出します

そして、二度読むことをお勧めします。
一度目は、病魔に襲われた少女に心を寄せて。
二度目は、彼女の元にやってきた死神に。
彼の気持ちに触れるたびに、物語の深みに嵌っていくことでしょう。
おすすめです。

★★★ Excellent!!!

桜と死神、という印象深いコントラストを背景に、寿命が迫る少女を描いた物語。

病気の自分について「家族の迷惑」としか感じられなかった少女は、死神からの余命宣告にも動じなかった。
むしろ「はやくあちらに行きたい」と言う。

それから彼女の寿命まで、死神は少女に寄り添い続ける。その二人の生活が、少女を段々と明るく変えていくのだけれど、もちろん寿命は迫っていて……。

決して報われない恋なのだけれど、それでも読者が物語の最後に流す涙は、あたたかい色をしているはずです。

切ないけれどほっこりする。そんな恋愛物語をお好みの方にぜひオススメします。



★★★ Excellent!!!

余命幾ばくもない難病少女と、彼女の命を刈り取りに来た死神とのラブストーリー。儚くも切ないふたりの運命が、センチメンタル且つ繊細な文章で綴られます。

クライマックスで明らかとなる真相には震えました。泣けます。悲しい物語ながらも、希望と救いのある結末も良かったです。優しすぎる死神の選択に、きっと貴方も涙することでしょう。