【設定集】厨時代の歩き方 と おまけ

あとがき

 厨時代を最後までご覧になってくださった方、応援コメントやレビュー、ブクマや宣伝で、僕を励ましてくれた皆様、ありがとうございました。皆さんのおかげで最後まで書ききることができました。


 正直、あとがきというのもこっぱずかしいのですが、厨時代を書いといて恥ずかしいも何もないと思うので、書きたいことを書こうと思います。


 何か書いとくと、後から誰かからコメント貰えるかもしれないしね。


 今回は、執筆した作品が人目に触れるのは、偶然が生むということを話したいと思います。


 裏話を言うと、当初、バクは出すつもりはありませんでした。

 さらに、途中まで別展開を書いていたのですが、それもすっぱり没にして今回のラストにしました。ちなみに別展開の方は二つあります。

 一つ目は、リドルがラスボスで、調子に乗ったリドルを赤林檎が創造主権限のチート技でお仕置きするというものです。なんだか華が無いですね……。

 二つ目は、赤林檎の証集めは、赤林檎が死んだ後の後継者選びというもので、こちらはユータの父が深く関わってくるお話となっています。少し暗い話です。どことなく、レディ・プレイヤー1を彷彿とさせますね。


 どちらのオチも酷いネタです。だから、どちらも没ネタの墓場に眠っています。でも、僕にとっては、どちらも人の目に触れなかっただけで、不器用な子供を見ているように愛しいものです。

 僕が厨時代を完結させるまで、長い道のりがありました。そもそも小説書き始めたのは中学時代で、メイプルストーリーの掲示板に創作物語を投稿していましたが、どれも中途半端で完結できませんでした。そしてそれ以降、何も完結することはなく、溜まったアイデアがメモ帳の中に積み重なっていくだけでした。


 僕は音楽を聴きながら歩いていると、頭の中にアイデアが湧いてそれをメモして執筆するというスタイルをとっています。

 創作というのは色々な刺激の中から偶然、頭に浮かんだものを、現実に表現して、その生れ出た泥の中から一掬いのキラキラとしたものを探し出す行動なのかもしれません。


 だから、僕が沢山生み出した、物語にもならないような没ネタも、どこか一掬いのキラキラのためになっていれば救われるのかなあとか思ったりします。そういう意味でも、没ネタを出すのも、キラキラとしたものを掬うのも、偶然が積み重なっているなと感慨にふけってました。


 話を厨時代に戻しましょう。


 さて、厨時代の世界はこれだけでは語り尽くせません。

 今回はユータが厨時代の世界に入って、大切な人であるセリカを見つけるところまで書きました。


 残った伏線としては、ユータの父と赤林檎の話、極悪と言われた厨時代のβテストと始まりの五人。バクのその後。そして、ユータが国を救った後の話。


 書けるかもしれませんし、書けないかもしれません。ただ、タイトルは決めています。『親時代』と、『β時代』、そして『厨時代 RE;CREATE』。我ながらネーミングセンスが素晴らしいラグナロクですね。


 創作活動もぼちぼち続けていけたらいいな。うん、続けよう。


 それでは、次の時代で。

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