概要
あなたの街が、あなたが信じていたものが消えていく
物語は、黒川の流れを眺めている「アサヤ」が「方丈記」をひそかに口ずさんでいる静かな風景から始まる。
そこで走り屋のキャップ「サンタマリア」のヒロコとであう。アサヤはヒロコたちとの交流から、いつしか、「裏死可沼」の事件にまきこまれていく。
信じていたものが、信じられない。
怨念と害意の渦にまきこまれる。塾生ミホが虐殺される。それも全裸で内臓がぬかれ、幸橋につるされていた。この猟奇事件で、ついにアサヤは「マヤ」に変身する。決然と宿敵と戦うことを決意する――。
裏死可沼に転移したアサヤはマヤとなる。そこでは、吸血鬼が暗躍していた。死可沼を街のひとたちを食い物にしていた。
ミホの敵に、ミホを惨殺した犯人に、リベンジを果たそうとするヒロコたちサンタマリヤの前に次々と怪奇な事件を続発する。
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