最後の一日

荒木将一の日記 その6


 荒木将一の日記 その6



 何かもうごめんなさい。


 その場の雰囲気に流されて結局梨子ともしてしまった。


 しかも何だかとんでもない爆弾残して去って行った。



 つーか話通したって何だ。


 許可するあの二人もどうかと思うけどその話を持ち掛ける梨子もどうかと思うぞ。



 かといって一方的に被害者面するのもアレだし・・・・・・うーむ・・・・・・



 ともかく今これを書いている時は朝。


 装甲車なりなんなりを調達し、特別校舎に乗り込んで爆破を解除しに行かなければならない。



 今日、明後日の九時までで、世界の命運が決まるわけではないが、少なくとも学園で起きた一連の出来事に決着が付く。



 木下と心堂 昴との戦いも何かしらの形で決着が付くだろう。


 特に心堂 昴はあまりにもやり過ぎた。何かしらの形で最後の勝負を仕掛けてくるだろう。



 そして――ずっと気になっていたが真田 俊也先生の事だ。


 あえて言及しなかったが間違いなくミーミル側の人間だろうと思う。



 尋ねてどうなるもんでもないが、この学園や世界について何が起きてるか、学園での出来事に決着が付いたら尋ねて見るのも悪くはないだろう。



 さてと――あいつらには悪いが、再び瞬と行動を共にする予定だ。


 学生寮の人間は如月さんが面倒見てくれるらしい。


 最悪の事態に備えて脱出の準備も進めるそうだ。


 自分達の名前を出して真田 俊也先生などに協力を仰ぐように言っている。



 取り合えずゾンビが少ない箇所から寮を出て、俺達は日が明け切らない内に外に出る事にした――  


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