荒木 将一の日記
俺達はスクールカウンセラー室で一息付く事になった。
こうして落ち着いていると先程までドンパチしていたのが嘘のようだ。
授業を待っていたあの平穏だった時間何かもうずっと前の事のように感じている。
それぐらい濃密な経験をしたと言う事だろうか。
その反動のせいか、これを書いている時に、あのアニメや漫画の続きは出るのだろうかとかそんな事を考えていた。
そもそも今世界はどうなっているのだろうか?
あの学校を囲う黒い壁の向こう側は、この町の更にその先はどうなっているのだろうか?
絶望的な考えが次々に過ってしまう。
いっそ、このまま学校諸共吹き飛んだ方が楽なのかも知れない。
だがゾンビを銃でぶっ殺しまくっている時、俺は死にたくない、まだ生きたいと願いながら必死に殺した。
まだやりたい事は沢山ある。
見たいアニメや漫画が沢山ある。
欲しい物が沢山ある。
二次元の主人公みたいな恋愛だってしたい。
理想の女の子とセックスだってしたい。
やめよう。
これ以上書き続けていると何か逆に気が変になりそうだ。
*荒木 将一の日記から抜粋
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