荒木 将一の日記 その4
瞬との合流時間があるので日記を書いている。
生きている人間による死人が出た事がこれを書いている時になって重く伸し掛かって来た。
レイプされた女の子が出た事もそうだ。
それに角谷 士に対してやった行為もそうだ。自分は想像以上に残虐な奴らしい。男児三日合わされば~とか言う言葉があったが一日半でここまで変わってしまった。
だが一々その事を後悔していても始まらない。
過去は変えられないのだから。
話は切り替わるが心堂 昴は学生寮に向かっているらしい。
様が済んだら特別校舎に向かうともアイツは言っていた。
体育館の一件を考えるに、奴のシンパは想像以上に多い。
そして多く生き残っている。
恐らく学生寮にも奴の手下がいるのだろう。
それと……木下の動きが分からない。
もしかしてくたばったか? と希望的な観測を抱くが、どうも嫌な予感がする。
だが今は前に進むしかない。
その為にちょっと休もう。
何故か梨子の奴が自分に懐いているのが気になるが……まさかな。
ギャルゲーの世界じゃないんだ。
だが真清の事だって正直今でも夢みたいに思える。
もしもの事がありえる。
もしも真清の予感通りにセックスを強請られたら、俺は断る事が出来るんだろうか?
あ~なんかやっぱり自分おかしくなってるな。
この辺で書くのやめよう。
*荒木 将一の日記から抜粋
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