荒木 将一の日記 その9
今、特別校舎で一息ついている。
木下と戦って色々疲れた。それと頭が痛い。
とにもかくも、遂に木下を殺した。
だが何故だか罪悪感の様な物を感じている。
最悪なファーストコンタクトをして、時には共闘して、そして最後の最後まで殺し合った。
最善な結末では無いがこれで良かったとも思っている。
思えばゾンビ以外にも生きている人間もかなり殺した。
ただ生き残る事を考えるだけで精一杯だった。
こんなに人の死を悼のは初めてなのかもしれない。
何処かに墓は作ってやろうかぐらいには思った。
だが人の死を悼んでばかりいられない。
これから死地に乗り込む。
真清とかメグミとか梨子とか怒るだろうな。
本当は頭数揃えてツッコミたい気持ちもあるがここまで来て誰も死なせたくない気持ちもあって。
だけど場の流れで瞬は連れて行くって言うね・・・・・・
こう言う時、テキトーな方法で瞬を置き去りにして敵地に特効とか言う展開が創作物にあるが瞬相手にそれが出来るとは思えないし、そんな事すんのも無粋だろう。
二人で行くところまで行くしかなかろう。
さて、ミーミルの極秘私設では何が出て来るのやら?
想像を絶する厳しい戦いが予想される。
出たとこ勝負で行くしか無い。
日記、次書けるかどうか不安だがあまり考えないようにしよう。
何かこの日記が遺書みたいに感じて来るし。
日記はこれぐらいにして、そろそろ準備始めるか。
戦争を始める準備のな――
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