概要
ゲームアプリの原作者・水野良本人による小説版の連載!
2017年6月1日より書籍版用に改稿された原稿を随時公開してまいります!
さらに、本編の連載とは別にゲームのイベントと連動したショートストーリーの連載も開始。
今後さらにキャラクターファイルなどの掲載も予定されている。
ゲームとアプリのダウンロードについての詳しい情報は公式サイト(http://akareco.jp/)をご確認ください。
STORY 概要
人は物語を作る生き物である。
語られたストーリーは数えきれず、時を超えて輝く作品もまた数多い。
だが、それらすべての物語がひとつひとつの世界となっていることを知っている者は少ない。
人間の作り出した物語すべて
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!世界に物語がある限り
このお話は続けることが出来るんですね。
こうして読み物として読む、という視点のみでは現時点での世界の叡智の結晶が、あの書架という事になるのでしょうが、
ゲームの世界観としては、このお話は無限の可能性を秘めているんだなと思いました。残念なことにこちらのゲームはしたことはないんですが。
そのうち、本を通じて未来や過去の世界の悪魔の書架にアクセスしたりするのかな、なんて勝手に想像したりして。データとして、未来にも過去にも存在するものだから。…ちょっとこじつけ過ぎてるかな(笑
でも本当に、昔と変わらず、水野先生の作品は創造力を掻き立たさせてくれる。
世に放たれた時点で、物語はもう著者のものだけでは…続きを読む - ★★★ Excellent!!!自分の投稿作品が「紙魚《シミ》」に侵されたら、命を懸けて戦えるか?
古今東西あらゆる書物のデータがその電子書架に収められている。
最近ではアマチュアからの小説投稿も行われ、活況を呈している。
物語の舞台は、我々に身近な小説投稿サイトと公開中の作品世界。
主人公・彰文は執筆をしないが、読者として一目置かれる存在だ。
彰文の読書好きは「誰か」の影響だが、その誰かを思い出せない。
もしやその欠落は、魔のモノ「紙魚《シミ》」による影響なのか?
シミは作品を侵して書き換え、現実世界にも作用するという。
万一、シミが世界的名著を襲ったら、文明さえ崩壊し得るのだ。
彰文は、級友でラノベ投稿者の浩太郎と、作品世界へ入り込んだ。
浩太郎の処女作を守るため、乙女系投稿者のか…続きを読む - ★★★ Excellent!!!これを読まずしていられるか。
水野良さんと言えば、「ロードス島戦記」。
その「ロードス」は、学生時代や大人になってからも、擦り切れる程何度も読み返しました。
自分がファンタジー小説――というより、小説そのものにどっぷりはまり込むきっかけを作ってくれた、思い出深い作品です。
その水野さんが「カクヨム」で書き下ろされる新作というからには、読む以外に選択肢はありません。
まだプロローグですが、狂気を孕んだポエティックな語りなどにすでにがつんとやられてしまっているところです。
「ロードス」の作者が現代ファンタジーを描くとこうなるんだなあ、などと「ロードス」の追憶とともに、楽しく読み進めさせてもらいました。
ただ物語はまだ…続きを読む