世界に物語がある限り

このお話は続けることが出来るんですね。

こうして読み物として読む、という視点のみでは現時点での世界の叡智の結晶が、あの書架という事になるのでしょうが、
ゲームの世界観としては、このお話は無限の可能性を秘めているんだなと思いました。残念なことにこちらのゲームはしたことはないんですが。
そのうち、本を通じて未来や過去の世界の悪魔の書架にアクセスしたりするのかな、なんて勝手に想像したりして。データとして、未来にも過去にも存在するものだから。…ちょっとこじつけ過ぎてるかな(笑
でも本当に、昔と変わらず、水野先生の作品は創造力を掻き立たさせてくれる。
世に放たれた時点で、物語はもう著者のものだけでは無くなる。
とは、まさしくこういう所にあるのでしょう。

私のお気に入りは今も昔も地味に良いとこ取りなスレインでしたが、ディードリットっぽいキャラが出てきたときには、泣きたいくらいに心踊る…心じわる物がありました。
私も、物語がシミに食べられないよう、頑張ります!!

その他のおすすめレビュー

穂高美青さんの他のおすすめレビュー126