迷宮クソたわけ

作者 イワトオ

9,905

3,512人が評価しました

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★★★ Excellent!!!

ウィザードリィライクな世界観で、実際のゲームシステムを理解しやすく解説されている。
序盤から中盤にかけて、本当にたまたま運が良かっただけで九死に一生を得続けて生き残り、生き残りさえすれば経験となり地味に強くなるという、本当にウィザードリィらしい展開に引き込まれました。

これからの展開も楽しみにしています。

★★★ Excellent!!!

ウィザードリィ好きにはたまらない小説。

随所に作者のウィザードリィ愛が感じられて、あのゲームが好きな人間の琴線にビンビン触れてくる。

登場人物はみんな泥臭く、そしてみすぼらしい。持たざるものたちだ。
しかしそんな彼らだからこそ、死と隣り合わせの迷宮でほんの微かな生をつかみ取ることが出来るのだ。

だが彼らは ”アウトサイダー” であっても ”アウトロー” ではない。
時には倫理観を無視し、法をやぶり、人を出し抜き、漁夫の利を得るが、それでも彼らは無法者にはならない。
なぜなら彼ら・彼女らは真に信頼できる仲間を持っているから。
ギリギリの所で人間であることをやめない。

迷宮に潜るのは死を望むようなもの。
でも、”死にたい” と望むのは、なによりも ”生きたい” から。

泥水を啜って、人の死肉を喰らって、それでも彼らは生を望む! 

★★★ Excellent!!!

持たざる主人公が 過酷な状況や理不尽な暴力を受け 嵐が去るまで、
時には耐え忍び 逃亡し時には抵抗しながら 最適解を選びデッドエンドを回避して、ダンジョン都市を生き延びるストーリー

仲間と出会い 助け合いながらダンジョンを攻略したり、大切な人との愛を深めたり、様々な苦難を乗り越える 波瀾万丈な主人公の人生を描いた作品

ダンジョン物やゲームが好きな方はもちろん、
俺tuee系・知識チート系や最近流行りの ざまぁ系を見飽きた方にオススメです。

★★★ Excellent!!!

 私はウィザードリィ系は数作しかやっておらず、その手の小説は読んだことがないニワカです。
 この手のゲームをしていくと、自然と最終的には主人公たちが最強の冒険者になっていくわけですが、おそらく前人未到の階層とかに行っても、人型モンスターではなく“人間”が敵として現れることがあって、その度に「何で人間がいるんだ? 君たち、どうやってここまで来たのよ?」と思いつつも、クリアしてしまうとそんな敵がいたことも忘れてしまっていました。
 なので、この作品で語られる“成り果て”に妙に説得力を感じました。ニーチェ先生も言ってるもんなぁ……。

Good!

「クソたわけ」のタイトルに違わない、毎回の死地、困難。主人公も相当強くなってるはずなのに。そんな修羅の巷を生き延びるために、善と悪の狭間を漂いながら、垣間見える「譲れない部分」がしっかりとあるところがこの主人公の魅力でしょうか。そして、守りたいものを守るためには力が必要だけれど、力を追い求めれば最後には守りたいものを捨て迷宮の奥へ旅立ち成り果てるしかない。この矛盾と葛藤を、どのようにして決着をつけるのか。主人公の最後の譲れない思いは何なのか。物語の行く末に注目です。

★★★ Excellent!!!

ストーリーも文章もthe・ライトノベル。気軽に読めて面白い作品を探しているなら最適。ライトノベルと言うと、通常の小説と比べ劣っていると思う人が一定数います。勿論、文章の造りなど、いくつかの点では否めませんが、ライトノベルの良さはその読みやすさにあり、コンビニのチョコチップクッキーをパティシエのケーキと比較するようなものです。需要が異なっています。

さて、そんなスナック菓子はカクヨムのようなネット小説投稿サイトにより供給過多になっています。はっきり言って、平均的なレベルは低いです。ライトノベルとは本来、小さな子にも分かりやすく、大人が読んでも面白い作品のことです。(この理屈に沿うなら、最も完成されたライトノベルはハリーポッターです。ハリーポッターをラノベと一緒にするなという人もいると思いますが、これはラノベが目指すべき先がハリーポッターのような作品ということでありハリポタがラノベだと言っている訳ではありません)ところが近年のライトノベルはオタクがオタク向けに作ったオタクの妄想で、味覚音痴のデブが味覚音痴のデブのために作った砂糖まみれのクッキーのようなものです。はっきり言って食えたものではない作品も多くあります。

そんな中、この小説はまさに安く美味い手頃で理想的なクッキーです。当然、まだまだ惜しいところはあるものの、雑多な作品と比べいい点が幾つかあります。
・設定
設定の薄い作品は世界観がちゃちくなります。特にゲームのようにレベルだのステータスだのと言った作品はもうたくさん。面白くない。しかし、設定をこりすぎても良くないです。ただただ説明し続ける地の文と会話。作った設定を全て書かないといけないとでも思っているのでしょうか。読みにくく、面白くない。その点この小説は適度に世界観を構築しています。
・話の展開
最近のラノベは魔王倒す!勇者倒す!なんか事件起こって黒幕倒す!これも… 続きを読む

★★★ Excellent!!!

最新話(392話)まで読んで完結してなかったから、急いでアカウント作ってきた。

個人的に大多数のネット小説って、最初は面白いなーって思ってても、50話くらいでダルくなってきて100話でもうダメなのね。

でもこの作品は違うね。最新話(392話)まで読んでもクソおもろいからすごいね。そういう作品ってシャンフロ、リビルドワールド、ギスギスオンラインくらいしか僕は知らないね。

★★★ Excellent!!!

自分は圧倒的に騙す方より騙されるタイプの人間なんですが、そういった人には絶対書けないタイプの作品だと思います。
出てくる人物達がほんと"良い性格"の人ばかりで、そんな彼らがちょっとした事をきっかけに動いて歯車が回っていき、やがて主人公がそれに巻き込まれる。
そういった話の作り方とキャラクターのキャストのバランスの妙が非常に優れていて、つい話に引き込まれてしまいます。
ただ完結したとしても結局明かされないままだろうな、と思われる設定が幾つもあるのは少し残念かなあ。

★★★ Excellent!!!

温度の低い情景描写、決して登場人物を甘やかさない設定とシビアな展開、だからこそ読者側はハラハラするし、読むのをやめられない!

この作品にはよくある主人公をただ甘やかすような作品では決して味わえない醍醐味があります。
それでいて全く重くならないのは作者様のバランス感覚と淡々とした描写のおかげ。

また心理描写がとてもお上手で、追い詰められた状況下での心理的駆け引き、綱引きが面白いです。
そういった状況を作り出す構成力も高い。

名前もないような人物もきちんと描写されているため、自然とそれに対する主要人物のキャラクターもしっかり立ち上がってきます。

軽いハーレム要素もあるのですが、全く嬉しくない感じも含めてありがちな作品に飽きた方に是非お勧めしたい作品です。

★★★ Excellent!!!

能天気な人には、向かない面白さが有ります。常識は理解した上で、そこはみ出した部分を捨てる気がハナからない人が沢山出て来ます。でもはまれる人には、めちゃくちゃ面白いと思います。
社会不適合ぎみな、自分には極上のエンターテイメントです。

★★★ Excellent!!!

駄文で思った事、どーしても感想書きたかったので投稿します。
とにかく面白い!

主人公が魅力的、コツコツ主人公が苦難の上強くなるけど、俺tueeじゃなく
敵は強い、たまに虫けらのようにみじめに負けるとこがいい。
命の危険があるのに依頼が安く割に合わないとこが良い。
猫耳で美男美女でなく、ちゃんと獣人、爬虫類種でてくるのが良い。
主人公と関係ある人には過程で好感もってくれてるけど(過剰じゃないのが良い)そうじゃない人には軽蔑されるとこがすばらしい。
主人公が八方美人じゃなにがいい!ダークなとこ、生い立ち、過程で主人公がダークになるとこが魅力的。
ヒロイン?との関係が淡泊なのがいい。
世界観が好き、迷宮の奥の魅力、外の世界の展開、毎回ワクワクする。

他の小説の中傷書けないけど、書き手が独りよがりで読み手がげんなりする
小説が多い中、すっごく考えて書いてるとこが良い。売れる小説の要点がつまってて作者すごいです!!



★★★ Excellent!!!

むかしPCゲームでイキにプレイヤーを魅了しまくってたっていうぜ。

ゲームとこの小説の世界観は今も昔も荒れ放題。

ボヤボヤしてなくても前から後ろからバッサリだ!

どっちも!どっちも!

どっちもどっちも!


Woooow!

wiz好きには堪らないぜハニハニ!

迷宮駆け巡る主人公のビート!

魔物が仲間の身体を裂いてぶっちぎる!

彼らは迷宮の疾風!

ア君の叫び聞こえるか!

★★★ Excellent!!!

こういうこと言われるの作者さんがどう思うかわからないけど、自分は読んでて村上春樹っぽいなって思った。
村上春樹がなろう小説を書いたらこんな感じになるんや!たぶん!
それでいて文章の気持ちよさだけじゃなく、なろう的気持ちよさもちゃんと盛り込まれている。
荒唐無稽なことばかり起きるなろう系小説の中でリアリティもないと楽しめない人にオススメです。

★★★ Excellent!!!

私はラノベが好きですが、どんなに始まり方おしろい作品でも中盤後半にかけて飽きが出て読まなくなることが多々あります。
本作品は、今のところそれがありません。

まず、本作品の甘くない淡々とした雰囲気がとても好きです。

淡々とした雰囲気の中でも、情景が思い浮かべやすい読みやすい文章だと感じています。

また、そんな雰囲気の中、女性キャラとの恋愛を開始早々に入れてるところが良いです。話に入り込みやすい・飽きが来ない要因でもあるのかなと考えます。
(よく考えたらハーレムものなのかもしれません。)

ギャグとか笑いもないんだけど、ときたまでる(ふざけてるのだと思う)固有名詞が好き。
なんとか2号は名前もキャラもどっちも好き。

設定も複雑すぎず、ちょうど良いくらい。

あと、期間限定であった現代の番外編おもしろくて、シリーズ化希望です。
それか、異世界ではない現代をモチーフにした作品をいつか作ってほしいです。

★★★ Excellent!!!

テンポはミデアムな印象で、じっくり読ませている。主人公は奴隷の身分でSTRも低いにもかかわらず、よく考え強運にも恵まれ何時も無事に帰還出来る。
僕もダンジョンRPGはよくやりますが、魔法使い強エーとよく思います。チームのバランスにはいつも悩みます。その辺りはこの作品でも試行錯誤している。
キャラクター達はみんな人間味に溢れており、いい味を出している。
普通のゲームと違ってプレイヤーがいないので、自分の意見が通るか解らない。しかし、この主人公は地位が低いにもかかわらず、よく意見を述べているところがユニークである。

★★★ Excellent!!!

僕はウィザードリィを知らないのでその視点には立てませんが、やはりファンタジーな世界の中で、ある程度現実感がある作品はとても面白いです。奴隷制度や冒険者、迷宮と言った過酷な環境の中で主人公が見せる心情、行動に、ゲームのキャラクターのようなものを感じたり、時には人間らしいところを感じたり。主人公と一緒に、何があるかわからない迷宮に挑む感覚を味わえます。

★★★ Excellent!!!

英雄かどうかは歴史が決める。
勇者かどうかは周囲が決める

書籍化された第一章分を読んでの感想です。二章以降は未読なので、先を読んだ方々には違和感ある感想になるかもしれません。ご容赦ください。

力はそれを行使するものに委ねられるが、後に評価されるのは「自分の決断」が出来たものであると思う。大抵の一般兵士たちは言われた通りに動き、自分の人生への思いや、憤懣、叫びをぶちまけられないまま命を奪われていく。
個人の運命など他者の動向でどうにでもなる。
同じ名前だと言うだけで、収容所の残忍な看守と間違えられて処刑されたBC級戦犯然り、勢力争いの犠牲になって、生まれた時から過酷な生活を強いられた挙句に殺されていく難民の子供たち然り。
会社上層部の無茶ぶりを何とか実現しようと他者を傷つけ、自分も傷つかないと生きていけないサラリーマン然り。
みんな、評価は他者が決める。
はなはだしく脱線してしまったが、主人公の奴隷「ア」も、本来なら「一山いくらの『数』としての死」で片づけられる運命の下っ端魔法使い。だが彼は抜群の嗅覚で生き抜く。
感性を摩耗させず、社会評価の犠牲になっていく教団から、なんとか子供たちを救おうとする。
彼を取り巻く人たちも、手放しで称賛される「英雄」ではないかもしれないが、彼をないがしろにしない。その接し方のバランス感覚。

私は動体視力が弱いためゲームはほとんどしないが、これがゲームを根底に置いた作品だというのは分かる。
その切り口と、作者の確かな社会を見る目、人を見る目、抜群の共感性は一読すればわかる。

本作を読んですぐに想起したのは、第一次世界大戦のヨーロッパ西部戦線で、長大に掘られた塹壕の中での殺し合い、そしてガイアナ人民寺院の集団自殺事件である。
ただしこんなことを小難しく考えなくても十分楽しめるし、何より面白さが途切れない。一気読みさせる筆力は素晴らしい。
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★★★ Excellent!!!

PC版Wizardry#1が流行っていた頃、システムと最低限の設定のみの世界に放り出されたプレイヤーたちの脳内には、それぞれの『オレ迷宮物語』が抱え込まれていた。

ボク自身もそのひとりだったわけだが、当時、マスプロダクツとして提供された物語に対しては、アニメ・漫画・小説、リスペクトを標榜するゲームも、BCF以降のWizを名乗るゲームも含めて、どれも「コレちゃない」感を拭えなかった。

…あれから30年も経って、twitterで、「アレ、ヤバい、Wizだぜ」という風聞を最初に目にしたときにも、だから「どうせ例によっての自称リスペクトものだろう」とナメて読みはじめた。

結果、ハマったww

新しい設定、新しい視点、そして「Wizらしい地口」。
ワードナもトレボーも出てくる。

これは、Wizardryのmindとspiritsを継承した正統な《新作》だと感じます。

死は常にそこにある。
リセット不可能。

"Legacy of Wizardry"と呼ぶに相応しい物語。

(我ながら絶賛が過ぎるww)