迷宮クソたわけ

作者 イワトオ

951

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★★★ Excellent!!!

苦笑がにじみ出る、ドライな死生観。甘美な報酬と、紙一重の絶望。そして、迷宮という名の狂気の坩堝。

これは、まさしくあのウィザードリィだ。俺たちの人生を完膚なきまでに狂わせた、あの迷宮エンタメの血統だ。

どこか冷めた価値観の主人公(奴隷)と、肌を震わせる暗鬱さがちらちら見える作劇。これでいい。これでいいのだ。これ以上に望むものなどない。

圧倒的な規模を誇るなろうにのみならず、発展途上のカクヨムにも迷宮小説の精華あり。目の肥えた者ならぜひとも、読むべき一作であろう。

★★★ Excellent!!!

読み手には分かりやすいし、物語が進む時にはきっちりと疑問が解消された状態で臨める、読み進められる。そんな素敵な構成にはお見事作者様様様。

「ん?この表現は聞いた事がないな……」

「なるほど、こういった意味がある表現なのか!」

「お洒落な表現だなぁ……さて、続きは、と」

辞書を片手に読める小説って、ながーく楽しめる割にストーリーの作り込みが求められちゃうんですけど、
求められたものをしっかり備えた小説って感じでとっても素敵な物語でしたよ、これ。

書籍化しましたら買わせて頂きます。

★★★ Excellent!!!

内容的には正統派なWIZダンジョン。それを事細かに丁寧に描ききっていて、気がつくと物語の中にのめり込んでしまいます。
人間は簡単に命を落とし、それすらも自然の事ように飲み込んでいく、本来のダンジョンというものの在り方。それを取り巻く環境や人々の描写も淡々と、肌身をもって書いていく姿は見事という他ありません。
今後とも更新を頑張って下さい!

★★★ Excellent!!!

『魔法使いは常にクールで~』
云々といった大魔導士がいたなァとか思い出したが、冷静な割には突拍子のない「ア」さん。
主人公ポジなのに他人を見つめるような彼の考え方はwizらしい操作感とでもいう愉悦さがあります。
その客観性は彼の奴隷という立場からなされている部分が、整合性を持たせている。つまりは作者がうまい。
今後の展開がオッサン世代には楽しみです。
オール27みたいなバグキャラだったり、ホイホイロストしそうなメンバーだったりも良い味出してますね。


★★★ Excellent!!!

でもそれだけじゃないんです。世界観はWIS風。この世界で生きる彼らはどこまでも現実的です。宝箱があれば危険を伴い、落とし穴があれば死体と出会い、いきなり首は飛ぶし、吐くし。

とにかくきったねぇです。
でも、そのきったねぇからこそキャラクター達は、個性があり、ちゃんと生きているんだなぁって分かります。
そりゃ吐くよねって思います。

物語は奴隷の立場にある主人公。逃げも隠れも許されない、そのせいか、どこかずれている印象の男の子です。奴隷という立場なせいで感覚がマヒしているのかなって思います。 でもその分冷静で、思わぬところでもて始めたり。私としては彼のご主人様のほうも微妙につぼです。

気持ち悪くて、現実的で、でも結構笑える物語。ご飯のときにはオススメしません…出来ません?
が、これから先がどうなるのって、ぐいぐい気になるお話です。

★★★ Excellent!!!

迷宮内最弱の敵であっても、一回戦ったらHPやMPが底を尽き、帰還しなければならない。
レベルが上がって多少無理がきくようになっても欲張ればあっさり死ぬ。

そんなRPG序盤の一番面白い(そう思ってるのは僕だけ?)所をやってるような気持ちに浸れる小説です。

そしてキャラクターが本当に生きているかのよう。
奴隷である主人公の少年は逆境にもまれたせいか精神的にタフで、今出来る最善の行動をとって生き残ろうとする。
しかし時には年相応のナイーブな気持ちも見え隠れするという、とても魅力的な人物です。

魔法使いのア君に幸あれ。