概要
仮面の下の秘密に翻弄される恋人たち。
ルイーシャが出会った美貌のお姫様(男)は、うっとり眺めているだけで幸せな気分にさせてくれる人。普通の女の子にとっては、隣に並ぶのだって相当な覚悟がいる人なのに。告白されて、思わず将来まで誓ってしまった。本当に私なんかでいいんでしょうか?そんな彼女の戸惑いをよそに、二人の将来のために行動を開始した彼の周辺は、にわかに騒がしくなって……
大陸の西の王国メルブランカでは、先王ランバルトの時代に、貴族階級の者は自分より身分の低いものに素顔を見せてはいけないという、奇妙な法律が制定され、貴族は全て仮面を付けて歩く。
――ただルイーシャと幸せになりたい。
そう願ったお姫様(男)の行動は、仮面に真実を隠した王国に大きな波紋を広げていくことになる。
*こちらの作品は、「小説家になろう」でも掲載しています。
大陸の西の王国メルブランカでは、先王ランバルトの時代に、貴族階級の者は自分より身分の低いものに素顔を見せてはいけないという、奇妙な法律が制定され、貴族は全て仮面を付けて歩く。
――ただルイーシャと幸せになりたい。
そう願ったお姫様(男)の行動は、仮面に真実を隠した王国に大きな波紋を広げていくことになる。
*こちらの作品は、「小説家になろう」でも掲載しています。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★ Very Good!!複雑に絡み合う人間関係
読み始めは隠されたお姫様(実は男)と訳あり少女の恋愛逃避行なのかと思っていたのですが、読み進めるうちにどうやらそう単純な話ではないことに気づきました。
いろいろな立場の人々が入れ替わり立ち替わり登場してきます。
そして、その人々がそれぞれ知り合いだったり相手を探していたり恋人だったり…いろいろ絡み合う関係で。
まずこの人間関係を把握することが読み進めていくことで重要になりますね。
主人公達がハッピーエンドなのはわかりきったことでも、その外の魅力的な脇役達(それぞれが主人公でもいいくらいのキャラです)がどうなったのか?
僅かに含みを持たせて余韻を残しての終わり方がいいですね。