戸谷真子

アングラ小説って何だかよく分からないけど、タイトルにアンダーグラウンドって入れて「これはアングラ小説です」って主張すれば多分それで通るだろうと思ったんだ

書けなくなった作家志望者が縋ったのは料理という代償行為。けれど生来のズボラから代償行為まで楽をしようとする。 愛と感動にはならない打算に満ちたシャープ　ホットクックKN-HW24…

修道院にやってきたエダンは、岩の中で石像を掘り続ける老人の世話を頼まれる。 カストラートをテーマにした5000字程度の短編です。 エブリスタでも公開しています。

山で独り暮らす若者日生（にっせい）は、ある日、虹色に輝く衣を偶然見つけ……。 「羽衣天女」伝説の翻案です。 ＊他サイトとの重複投稿です。 ――2021年7月7日、誤字脱字やル…

タイトル通り、黒崎伊音という一人のネットでこそこそ小説を書いている人間の創作日記です。 たまにためになるようなことを書くかもしれません。

四年ぶりに会った幼馴染の腕には、びっしりとタトゥーが彫られていた。 いっぽう自分は会社のストレスで潰されそうになっていて――。 人は何を拠り所にするのか。 生きづらい世界で、…

映画もご飯も旅行も、何だってやろうと思えばひとりでできる。 ひとりでも映画は楽しいし、ご飯は美味しいし、旅は新鮮だ。 でも、そんな時間が思い起こさせる別の感情も、ソロ活動の良さの…

KAC20218「尊い」 八番目のお題は「尊い」ということで、恋愛要素や萌えを全面に打ち出した作風に挑まれる方が多いのではないでしょうか。そう予想しまして、自分はまた運営さんの…

※作者闘病中につき、ただいま更新を停止しております ――病床の女の子のもとに現れたのは、魔法のぬいぐるみ猫だった。 亡き父の莫大な財産を受け継ぐ予定のお嬢様・リーゼロッテは…

創作をつづけていけば、他者の手がけたものを必ずどこかで見ることになります。 これは、創作を続けていたとあるふたりの人間が、自分や他人に向けた想いを打ち明け、それを通して⾃⾝の⾜…

今年もKACがはじまりましたねえ。 一回目のお題は「おうち時間」ということで、とても世相を反映していますね。 それでは真野てんの「おうち時間」をお楽しみください。 面白かったら…

葬儀の司会をしている「私」に、次々に襲いかかる笑いネタの数々。最後まで無事やり通せるのか？ このお話は実際に起こった出来事を一日にまとめた、フィクションです。

都市伝説というものは、人々の口の端に上らなくなった時はどうなるのだろう？

「私ね、涼に手紙を書いた時から、ずっと嘘をついていたことがあるの」 「それは大事なこと？」 「うん。それはそれは大事なこと」 　小夜は少しおどけてみせた。 ※カクヨムコン6の参…

【カクヨムWeb小説短編賞2020作品】 　ある日、コタロウはヒロシと散歩している途中、ヒロシ 　をかばい車にはねられて死んでしまう。 　そして、異世界ルマニアに転生したコタロ…

twitterの企画「#1tweet小説」でTLに投稿したものを、収録したものです。 おもしろい！　と思っていただけたら、ぜひ本企画にご参加ください。 上記のタグをつけて、ツイー…

※近況ノートを使った表紙画↓ https://kakuyomu.jp/users/HiranakaNagon/news/16817330664818243634 　もとはとある…

それなりに平穏で、それなりに不穏で、いい事も悪い事もイーブンになっている僕の毎日を、８割くらい担当してくれる五つ年上の彼女とのある日。 文化祭前の晩夏、終電まで練習していた僕が…

『心臓転移』。 その人を想っている誰かに心臓を奪われてしまうというものだ。 心臓が誰かに奪われ――盗まれる時代。『心臓窃盗保険』や『心臓探し専門の探偵』なんいうのもある。 二つ…

多分、20代そこそこの女性。見た目も悪くない。 仕事は普通にしていて、楽しみは休日の旅行。 学生時代の仲間とのプチ贅沢な女子会も大好き。 仕事は定時で帰って、プライベートは思いっ…

「私の事を忘れてください」 愛する人はそう言い残し、旅立って逝った。 貴方とワタシが愛した、あの花の花言葉。 貴方は覚えていますか？ 感想・レビューなど頂け…

デッドヒート――優劣の判定が困難なほどの激しいせり合い。熱戦。 嶽本セナは、シーズンの途中からF1に昇格した日本人ルーキードライバーだ。ここまで三つのレースを走り、累計獲得ポイ…

【追記】 こちらの短編を元にした長編を公開中です。もし良ければ、こちらも是非お願いいたします！ 「三十路の彼と幼い彼女　～彼らは異世界行商人～」 https://kakuyomu…

その世界では『召喚獣』を使って戦う『サモンバトル』という競技が流行っていた。 そこに神童と呼ばれる少女リルカが現れる。彼女の召喚術の凄さに魅入られた青年バニロはリルカに弟子入りす…

僕の名前は綾瀬拓海（あやせたくみ）。どこにでもいるような平均的な高校生。 ある日、友達に無理やりマッチングアプリを入れられてしまうが、その夜、ある人とのマッチングによって、僕の生…

誰よりも近くにいた。 でも今は誰よりも遠い存在。 いつだって傍にいた。 でもそれが確約されたことだなんて誰が言った？ 成長するにつれて微妙に距離感が変わるのは仕方ない。 つか…

「飼い主さんが大好きで溜まらない」猫たちは、飼い主さんの恋愛事情に右往左往して大騒ぎ。飼い主さんを幸せにするために影で暗躍し、にゃんハッピーを目指す！。そんな猫たちが主人公の1話…

魔王と勇者の雌雄を決する戦いの末。 魔王は勇者に封印される。 だが、魔王は封印間際に勇者の恋人である事をカミングアウトしたが…？

【カクヨムWeb小説短編賞2020 短編佳作受賞！】 失恋した大学１年生、棚町藤花は講義棟の裏で泣いていた。 そんな彼女に、ひとりの女の子が――喜多村綾乃が声をかける。 元カ…

「どうか、僕の想いが君に届いてほしい」 感情を「完全に制限されている」アンドロイドがはたらく世界。僕はアンドロイドなのに、川に溺れた君を助けたことによって感情についたロックが外…

あの地とこの世のはざまを舞台にした、ちょっと不思議な物語。 切ないお話ですが、気分転換したい時に、ぜひどうぞ。【短編4300字】 冬の海。たそがれ色の砂浜で、アオイは胸が高なる…

注意：近親相姦など、インモラルな内容を含みます。 幼少期から見える『ソレ』は、一体何なのだろうか？

　無精子症を理由に、妻と別れた主人公は、仕事にも身が入らない空虚な日々を送っていた。見かねた女上司は、異国に飛ばされたくなければ新企画を立ち上げろと彼を叱咤する。 　主人公の練っ…

孤独な鬼と、訳アリの人間二人との出会い。 その出会いは、鬼の生に光をもたらした。 少し切なくも、情にあふれた物語。

「これほど惨めな想いはありません」 一人の女性が独白する可憐な恋とその破滅。 彼女は何を夢見て、何が彼女の希望を挫いたのか———

「ずっと前から決めてたの。いつか優太にヌードを描いてもらおうって」 高校二年生の「私」は、年下の恋人の前でためらうことなく全裸になる。 とある映画のとあるシーンに触発され、ずっと…

全力で戦う二人の騎士。 その戦いの果てにある予想外の結末によ～く注目して下さい！

シニタガリって知っていますか？ 死にたいと考える頭の中に発生する、謎の思考回路の事です。 自殺を考える者に寄りつく悪魔や霊、はたまた特有のウイルスや分泌物が原因と言われていま…

　特に何も取り柄がない学生、牧野優夏。友人である相良靖弥《あらいせいや》と下校途中、軽トラックと衝突し死亡。次に目を覚ました時、狩衣姿の、傷で全く動くことが出来ない少年の体に入っ…

四つの花壇があった。それぞれの所有者は蒔かれた種を育てなければいけなかった。 きれいな花を咲かせたい。願いはただそれだけだったはずなのに……。

ストロングゼロ文学だってお前には書けない。

《月葬》それはなにも遺さない葬式だ。だから廃れた。 けれどもわたしは今宵、双子の姉を月に葬る。姉を愛するがゆえに。 「ね、ふたりだけのお葬式をはじめようか、姉さん」 わたしに…

「死にたい」と言う彼女の、心の中をのぞくことはできない。それでも僕は日々の言葉を受け止めて行く。

第三回こむら川小説大賞参加作品。

叢雲ルカさまの自主企画「そろそろ、やってみようかと思って……な質問10個です(´∀｀)」の参加用に作っています。

俺は友達とバスケットボール部に入部した。そいつはとっとと消えたが、俺はどうしても試合に出るまではやめられないと思った。最後の試合会場へ始発で向かう。そこから始まる、ちょっとした青…

妖怪退治業を営む、半妖の少女『朱那』と未来から明治の世に転移してきた『つぐみ』の元に舞い込んだ依頼。それは山奥の村で頻発する、子供の神隠しを解決してほしいという要請であった。 …

おすすめ作品集です。 「今の小説投稿サイトでは埋もれがちな作品にこそスポットを当てたい」と考えているので、マイナージャンル多め。「作者様に贈る」と云う大前提がないのを良いことに…

狂うほど神に祈ったが救いは起きなかった。だから俺は神以外のモノを頼ることにした、たとえそれが禁忌だとしても…。病気の妹を救うために俺が取った行動、だがその代償は…。