なるほど、とアイディアに脱帽です。舞台は未来、そしてテーマは新語。未来の世界では新語「尊い」が表現するものたちがブームを巻き起こしていた。そんな世界の日常会話とは、というお話。こういう形でテーマを裏切るとは、さすが作者さん。そしてあり得ないとも言い切れないのが面白いところ。未来はわからないですからね。さああなたも、あり得るかも知れないこんな未来、先取りしてみませんか?
KAC20218 参加作品。言葉は時代、時代によって変化し続ける。この使い方は間違っているという方が、状況を見ていないのだと言う言語学者もいらっしゃるほど。では、尊い。これは何と読めば良いのか。
それは「とうとい」でもなく「たっとい」でもなく……発想に脱帽です。