マーガレットを、私に

作者 五味千里

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★★★ Excellent!!!

窓辺に咲くマーガレット。
これに秘められた比喩が実に深いです。
2人の大学生の恋愛と主人公の心情を丁寧に追いかけながら
その比喩の意味を読者に問いかけてきます。
その意味を知り、ラスト、私の心には、一輪の花が咲きました。

★★★ Excellent!!!

文学調に語られる本作。マーガレットとは何か、マーガレットはなぜ散ったのか。
それも含めて最初の編で覚えた違和感は読み進めていくにしたがってちゃんと着地するので最後まで読むのが吉。
他人に愛されることと他人を愛することは果たしてどちらが幸せなことなのだろう。
それはそれとして、この主人公はちょっと怖くてゾクリとします。

★★★ Excellent!!!

タイトル、キャッチコピー、紹介文、本文冒頭がすっと入ってきた。入ってこない作品をレビューするときは原因がまず思い浮かぶが、この作品はそうならない。冒頭部分で一つだけあったのは、男がマーガレットの花をどうしたという所の表現。最初に読んだ瞬間「男がやったことってそれ?いや、そんなわけないか。これは例えか。タイトルにもマーガレットてあるし」という思考になった。主人公にとっての精神的事実なのだろうけれど、それを伝える言葉がのっていない。もしかしたらこの後、本当にマーガレットの花を抜いたことによるとんでもない事が起こる可能性もあるが、どちらにせよ少しの示唆で読者の不要な混乱は避けられると思う。
タイトルについてはそれで興味を直接的に煽るものではないが、ジャンルやキャッチコピーや紹介文、本文冒頭などと作品を開いたときに読みたくさせる効果は出ていると思う。
冒頭部分の内容は、男を憎んでいるというよりは憎んでいたい、憎まなければならない事を自分に言い聞かせている感じが主人公の性格の良さが出てて好感をもった。根本にはちゃんと丁寧な人格をもっている感じがしてそういう人物の一人称は親しみやすい。だが人によっては、あるいは読んだ時の集中度によれば単に「憎しみがあるのねはい」という認識しか持たないと思った。憎しみきれてないことを決定付けるような文章があるわけではない。
なのでこの点はもっと出してもいいかもしれない。
これが作者の意図した効果でなかった場合、後の展開との齟齬が出るかもしれないがどうだろう。
読んだのは2話の冒頭まで。また1から話が始まったことなどから、ページが変わったので流れが切れた感じがして意識が離れてしまった。こういう作品は一つのページにのるか、最後の展開だけ別ページにのるとかの方がいいかもしれない。2話と題されてはじまるのに違和感を覚えた。
2話の内容の面では、要素の展開がはじ… 続きを読む