大学生の恋の物語です。彼女たちはもう初恋なんて甘酸っぱいものを味わうには少し遅く、かといって打算的な恋愛はまだ早い。そんな境目にいる彼女たちの恋の話。すれ違いながらも、互いを打ち明けて彼女たちが向き合う時、そこに恋が生まれるのです。百合と銘打たれていますが、それをあまり意識せず読める物語です。
失恋をして、ひとり泣いていた藤花。そこへ、綾乃先輩が声をかけてきます。 藤花の話を聞いた先輩が提案したのは、元カレへの復讐で——。 どんでん返る結末は、短編ながらも読み応えがあります。是非一読してみてください。
失恋して泣いていた女子大生の元へ、学内で噂の奇抜でカッコいい女性が声をかけて来た。それは、復讐の誘いであった。予想外の展開と二転三転する恋の行方。そして驚きの結末。1万字で何度も驚かされました。
展開の運びの見事さに、するすると読むことができました。ユニセックスな見た目の先輩に声をかけられる冒頭、持ちかけられる復讐の話、その実行、そして種明かし。一度展開した物語が、最後にまた思いがけない宝物のようなどんでん返しをするのもまた快く、これから暑い夏の予感を孕んで終わる素敵な読了感でした。
短編と侮ることなかれ。作品世界を反転させる展開がさりげなく仕組まれている2人の女子大生の物語。彼女が彼女を手にしようとしたのか?それとも彼女が彼女を……?これ以上書くのは野暮というものでしょう。読後感も刹那に満ちて、爽やかです。
短い物語のなかに、ギュッと詰まっているものがたくさんあります。どんでん返しが2回ほどありました。短編で2回もそれを喰らうのは珍しいです。登場人物たちの、その後のストーリーが気になるのは、良作だと個人的に思っていますが、この作品はまさにそれでした。でも、きちんと終わっているから素敵なんですよね……綺麗な文章で、すっきりと纏めあげられた、エクセレントな作品だったと思います。なので星3つでレビューを書かせていただきました。面白い作品、ありがとうございます。
女の子は頭がいい。全ての行動に意味がある。女の子同士だからこその駆け引きが面白い。最後、してやられました。何故女の子同士でなければいけないのか、謀略はそのうちの一つである。(自論)百合の醍醐味を感じた一作でした。一読あれ。
なんか引き込まれましたね笑上手いこと言えませんが復讐してみない?で一気に興味惹かれました
このお話を読んで、恋愛も一つの信頼関係であると思いました。 浮気や不倫をしても別れが訪れるし、疑心暗鬼になりすぎてもいけない。 ちょうど良いバランスが大事だと学びました。 続きが気になる面白い作品です。皆さんも読んでみてください。