概要
もう戻れないよな。緑でいっぱいのあの山に。
四年ぶりに会った幼馴染の腕には、びっしりとタトゥーが彫られていた。
いっぽう自分は会社のストレスで潰されそうになっていて――。
人は何を拠り所にするのか。
生きづらい世界で、芯となるものはなんなのか。
いっぽう自分は会社のストレスで潰されそうになっていて――。
人は何を拠り所にするのか。
生きづらい世界で、芯となるものはなんなのか。
お前の力でおれを生かしてくれよ!
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!きっと誰もが、なにかに縋って生きている。
「もう戻れないよな。緑でいっぱいのあの山に。」
(作品キャッチコピーより)
まず、この意味深なフレーズが気になった。
作者である飛鳥休暇さんの作品は、タイトルやキャッチコピーからどんな作品か想像がつくものが多い。だが、この作品は珍しく蓋を開けてみるまでわからなかった。
主人公とヒロインのワカは、人口の少ない集落で育った。
そして、四年ぶりに会ったワカの両腕にはびっしりとタトゥーが彫られていた。
その場面を想像し、一瞬ぎょっとする。
なぜ、ワカは両腕にタトゥーを入れたのか。
タトゥーがあると銭湯や温泉に入れないと聞くし、プールや海にも行き辛くなる。
それに、一度彫ってしまうと、消すには…続きを読む