概要
月影にわすらるる、かぐやの君ーー
妖怪退治業を営む、半妖の少女『朱那』と未来から明治の世に転移してきた『つぐみ』の元に舞い込んだ依頼。それは山奥の村で頻発する、子供の神隠しを解決してほしいという要請であった。
これは明治時代を舞台に半妖の少女と、未来から転移してきた巫女が繰り広げる『竹取のかぐや』がこの世に残した神器を巡る妖奇譚……その一幕である。
© 2020 大宮葉月
これは明治時代を舞台に半妖の少女と、未来から転移してきた巫女が繰り広げる『竹取のかぐや』がこの世に残した神器を巡る妖奇譚……その一幕である。
© 2020 大宮葉月
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!これは新世代の《和風ファンタジー》の開幕である
特殊な刀を操る半妖の少女と現代からの転生者である男の娘の巫女が織りなす、明治妖奇譚!
登場人物ふたりがとにかく、魅力に溢れています。男の娘のつぐみの可愛さと、たまにみせる男らしいたくましさにきゅんときました。
むだがなく臨場感のある文章のおかげでふたりの活躍ぶりが活字の枠を飛び越えて、映像になって伝わってきます。妖との戦いの場面などは読んでいて、手に汗を握るほど。
和風ファンタジー漫画の王道をしっかりと踏襲しているため、ひとつひとつの設定は奇抜ではありませんが、そこに新たな要素を加えることで、既視感のない新鮮さを見事に演出しています。
特に素晴らしいのは作者様の日本神話や伝承にたいする造…続きを読む