概要
レモンの匂いが、きみとの全てをよみがえらせる。
誰よりも近くにいた。
でも今は誰よりも遠い存在。
いつだって傍にいた。
でもそれが確約されたことだなんて誰が言った?
成長するにつれて微妙に距離感が変わるのは仕方ない。
つかず離れずいられればよかったのに、たった一言で何もかも覆されるなんてーー。
でも今は誰よりも遠い存在。
いつだって傍にいた。
でもそれが確約されたことだなんて誰が言った?
成長するにつれて微妙に距離感が変わるのは仕方ない。
つかず離れずいられればよかったのに、たった一言で何もかも覆されるなんてーー。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!初恋は《檸檬》の香り
はじめての接吻は檸檬の味と昔からいいます。この頃はいちごの味という感想もあるみたいですが、檸檬のなんとも瑞々しく、さわやかでちょっぴりにがいあの味わいに勝るものはないとおもいます。
そうしてはじめての恋もやっぱり、檸檬の香りなのでしょう。
幼なじみとの距離感をほんとうに巧みに書きだし、綴りあげる著者さまの筆致に脱帽致しました。ちょっとずつ無愛想になっていく男の子と、寂しさを感じながらも昔のようにはいかないとわかっている女の子。お互いに意識しているからこそ遠ざかる距離。
初恋は実らないというけれど。
甘酸っぱくてほんのりとせつない恋のゆくえは……
素敵な小説を拝読させていただきました。胸…続きを読む