大げさな表現や、大きな出来事を慎重に排除しているように感じる。日常の中で香るレモンのように、人生のきっかけや大事なものは、さりげなく存在するのだ。そんな当たり前で愛おしい事実を思い出させてくれる掌編。
センゴク・ホヅミと申します。 小説家として身を立てるべく奮闘中です! よろしくお願いします!
内容をギュッとまとめると、数行で表せるのが短編ですが、心情を際立たせて、最後の最後まで夢中で読んでしまいます!作者様の技量が素晴らしいな……と感じるばかりでした。空気感が素晴らしく、文字なのに…続きを読む
何気ない日常が突然変わる。いつも隣にいた人が遠くに行ってしまう。届く郵便に、期待に胸膨らませる乙女心。そして、やっと欲しい言葉がレモンと共に。とても緻密で繊細な物語でした!最後は心がフワ…続きを読む
つかず離れず、隣同士の幼馴染みの二人。距離感をとても意識させられるお話で、清潔感あるレモンの薫りが、二人の間柄をそこはかとなく語り仄めかしているような感じがしました。訪ねてくるのが、男の子の方、…続きを読む
幼馴染の関係とそれにまつわる繊細な感情を淡々と描いていて、思わず引き込まれました。派手な出来事は起こらないけれど、息を詰めて次の展開を待ち受けてしまう、そんな不思議な引力のある作品です。
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