もう会えぬ君は友とリングへゆく

　高校入学を機にボクサーになろうと決意した令和のJK日崎彩音。

　入学早々にボクシング部の見学へ向かったはいいが、新一年生の伊吹丈二と新堂零の繰り広げるスパーリングに自信喪失してマネージャーに転向する。

　マネージャーとして二人の選手生活を見守っていた彼女は、卒業後も同級生の活躍を追い続けることになる。世界王者になると息巻く二人の運命は、思いもしない形で展開していく。

　世界戦のリングへと立つ彼のセコンドは、なんと亡くなった友だった――？

　新感覚のボクシング小説。読んだものにしか分からない一味違った感動作！