概要
ラーゲル王国の侯爵令嬢セレーナ、十八歳。
父の命令で、王子の婚約者選定を兼ねたお茶会に渋々参加したものの、伯爵令嬢ヒルダの策略で「強欲令嬢」というレッテルを貼られてしまう。
現代日本からの異世界転生者で、希少な魔法使いであることを隠してきたセレーナは、父から「王子がダメなら、蛇侯爵へ嫁げ」と言われる。
恐ろしい刺青(いれずみ)をした、性格に難ありと噂される『蛇侯爵』ことユリシーズは、王国一の大魔法使い。素晴らしい魔法と結界技術を持つ貴族であるが、常に毒を吐いていると言われるほど口が悪い!
そんな彼が白い結婚を望んでいると聞いて、大人しく嫁ぐ。そんな侯爵邸は、豊かな自然の中にあり、身の回り
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!読んだ後、とても幸せな気持ちになれるお話です!
主人公は公爵令嬢であるセレーナ。
セレーナはある日、王子主催のお茶会に参加していましたが、ヒルダという伯爵令嬢に、ペンダントを奪おうとしたという謂れのない罪を着せられ、ピンチに陥ってしまいます。
そこでセレーナを助けてくれたのは、蛇侯爵と呼ばれている、国一番の大魔法使いユリシーズでした。
後日、セレーナは父からそのユリシーズの元へ嫁ぐよう言われます。
互いの抱える事情により二人は結婚する事になり、生活を共にしていく内に、次第に距離を近づけていきます。
コミカルな所もあり、テンポよくお話が進むので、さくさく読めてしまいます。
互いに抱えるものがある二人が、周囲の獣人さん達と交流を通じて少しず…続きを読む - ★★★ Excellent!!!真に強欲な二人による、白くて甘い結婚。
自分らしく生きるためには、外さなければいけない自分の枷と、変えなければならない周りの価値観がある。たとえ「強欲」と思われたとしても。
大きな秘密を抱えたセレーナがお茶会でアクセサリー強奪の免罪をふかっけられて「強欲令嬢」と二つ名をつけられたシーンから、物語は始まる。
この事態を収拾した大魔法使いの蛇侯爵ことユリシーズの元へ色々あって嫁ぐことになるのだが、それは契約で結ばれた白い結婚。しかもこの蛇侯爵、とんでもなく口が悪いとか。
前途多難な嫁入りを覚悟していたセレーナだったが、嫁ぎ先で出会った獣人との触れ合いや、趣味のアロマキャンドル作りをしていくうちに、自由に生きる喜びと自分らしさを取り…続きを読む - ★★★ Excellent!!!「ゲコゲコ」がこんなにイチャイチャをかもすなんて聞いてない!
侯爵令嬢セレーナは冒頭からいきなりガチンコの悪役令嬢に濡れ衣を着せられ、なんと『強欲令嬢』とありがたくない二つ名をつけられてしまう。
大ピンチの彼女を救ってくれたのは「蛇侯爵」ことユリシーズ。
口は悪いし入れ墨だらけ、評判は最悪だけど、どう考えてもやさしくないかこの人???
そんな場面から始まるこの物語は、セレーナの「実は異世界転生者である」という秘密をうまーく隠すために父とユリシーズとのやりとりによって「白い結婚」に持ち込まれてしまうのである。
選択の余地もなくセレーナはその話を承諾。
そして、彼女が辿り着いたお屋敷は――なんと、もっふもふのもふりーぬのもふふふふパラダイスだったので…続きを読む - ★★★ Excellent!!!『白い結婚』のその後☆
某令嬢にはめられて、『強欲令嬢』という酷い呼び名まで付けられたセレーナ(セラ)。
助けてくれたのは、『蛇侯爵』と異名を持つ大魔法使い、ユリシーズ(リス)でした。
それぞれ事情と秘密のある2人が、書類上だけの『白い結婚』をする事に。
最初は「ありがたい!」と思っていたヒロインが、嫁ぎ先で見つけた、思いがけず楽しい日々。
そして、夫の不器用な優しさと愛情。
自由に生きるセラちゃんが、可愛い!
そして、リス様がスパダリなのです!!
2人の気持ちが寄り添い、お互いが唯一無二の存在となる甘々な過程を、うっとり楽しんでください♪
ステキだったり、可愛いかったりな…もふもふ獣人さん達もいますよー! - ★★★ Excellent!!!白い結婚は甘い恋の始まりだった
転生者であるセレーナ。
諸事情もあり、とある事件をきっかけに蛇侯爵ことユリシーズへと嫁ぐ事になる。
白い結婚が交わされ、侯爵家で自由を謳歌する予定だったがーー
始まりこそ、強欲令嬢のレッテルが貼られる事件が起こったりと何やら物騒でしたが、一転して結婚生活が始まるとガーデニングに勤しんだり、獣人の使用人達と仲良くなったりと白い結婚生活を謳歌するセレーナの素の姿は自由を謳歌して何とも楽しそう。
そんな生活の中で互いに素の姿を見せ合い、二人は惹かれ合う。
もう、甘い! いや、その甘さが最高なんですが!!
互いを知り、互いの能力を知り、互いの秘密を共有する。
二人のやり取りや言葉の掛け合いは、テ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ニヨニヨ不可避の白い結婚
白い結婚(色恋なし、ベッドもなし)をしたはずのセレーナとユリシーズ。
しかし、ユリシーズの優しさ、セレーナの獣人に対する恐れのない親しみ。
セレーナは好奇心旺盛にユリシーズの性格や大魔法使いとしての仕事にずかずかと足を踏み入れていきます。
それだけではなく、彼に仕えるミンケやリニ、ディーデ……多彩な獣人とのやり取りと、彼らに恐れないセレーナが獣人たちの態度を軟化させていきます。
突然決まった不安ばかりの嫁入りでしたが、セレーナは嫁ぎ先で楽しく生き生きと生活しています。
そんな彼女の態度に若干戸惑う獣人たちと、おかしみを覚えながら次第に惹かれていくユリシーズ。
セレーナもユリシーズの度量の…続きを読む