ニヨニヨ不可避の白い結婚

白い結婚(色恋なし、ベッドもなし)をしたはずのセレーナとユリシーズ。
しかし、ユリシーズの優しさ、セレーナの獣人に対する恐れのない親しみ。

セレーナは好奇心旺盛にユリシーズの性格や大魔法使いとしての仕事にずかずかと足を踏み入れていきます。
それだけではなく、彼に仕えるミンケやリニ、ディーデ……多彩な獣人とのやり取りと、彼らに恐れないセレーナが獣人たちの態度を軟化させていきます。

突然決まった不安ばかりの嫁入りでしたが、セレーナは嫁ぎ先で楽しく生き生きと生活しています。
そんな彼女の態度に若干戸惑う獣人たちと、おかしみを覚えながら次第に惹かれていくユリシーズ。
セレーナもユリシーズの度量の大きさと大らかな態度に次第に惹かれていきます。

白い結婚が、次第に恋に変わっていく様子は思わずニヤニヤしてしまいます。
白い結婚だから、白い結婚だから。
とセレーナもユリシーズも自分に言い聞かせていますが、自分の好きなことや能力をそのまま受けいれてくれるユリシーズはセレーナの中で大きな存在になっていきます。
ユリシーズも、セレーナの破天荒さと素直な態度に徐々に惹かれていっている様子が見られます。

そして、「甘い呪縛」章のあま~いお話でニヨニヨします。
是非、ニヨニヨしながら読んでください.
あま~いお話ですよ。

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