概要
殺せ。たとえそれが、間違いであったとしても。
ある日、神凪家の双子姉妹は自分たちを「姫」と呼ぶ者たちに殺し合いをする宿命を告げられる。
一族の間でのみ語り継がれる神話が本当にあったことだと知ったふたりは、否応なくその手に武器をとるがーー。
これはふたりの少女と彼女たちを取り巻く者たちが織り成す現代の御伽噺。
※12月10日段階で一話あたりを分割しました。
随時訂正を入れています。
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- ★★★ Excellent!!!死闘の定めに、情の鎖が巻きつく
神代の《天帝》によって殺し合いを余儀なくされた《天の姫》と《地の姫》、そしてその従者たち。
禁忌が犯された時、神代の到来は訪れ、一度は終わりを迎えたはずの殺し合いが再びはじまる。
延々と連鎖する理を断つ術は、未だ見つかっていない――。
現代において、神話は蘇り、《天の姫》と《地の姫》が再び現れた。
《天の姫》・神凪 千尋。
《地の姫》・神凪 咲希。
そう、彼女たちは双子の姉妹だった。
双子の姉妹が殺し合わなければならない定め。
一方は、負けない・強くなると、自分自身に誓いを立てる。
一方は、護るために人を遠ざけ、寂しさを背負って捨て身となる。
殺し、殺されるのは恐い。それは双子であり、か…続きを読む