主人公は公爵令嬢であるセレーナ。
セレーナはある日、王子主催のお茶会に参加していましたが、ヒルダという伯爵令嬢に、ペンダントを奪おうとしたという謂れのない罪を着せられ、ピンチに陥ってしまいます。
そこでセレーナを助けてくれたのは、蛇侯爵と呼ばれている、国一番の大魔法使いユリシーズでした。
後日、セレーナは父からそのユリシーズの元へ嫁ぐよう言われます。
互いの抱える事情により二人は結婚する事になり、生活を共にしていく内に、次第に距離を近づけていきます。
コミカルな所もあり、テンポよくお話が進むので、さくさく読めてしまいます。
互いに抱えるものがある二人が、周囲の獣人さん達と交流を通じて少しずつお互いを知っていく過程が優しくあたたかく書かれていて、とてもほんわかします。
キャラクターさん達も個性豊かで、主人公のセレーナは明るく無邪気な所があって可愛らしく好感が持てますし、ユリシーズは一見怖そうに感じますが、とても優しく、可愛らしい所もあってとても素敵です。
獣人さん達がたくさん出てくるので、もふもふ好きな方にもおすすめです。
読んだ後、とても幸せな気持ちになれる素敵なお話です!
是非読んでみて欲しいです!
自分らしく生きるためには、外さなければいけない自分の枷と、変えなければならない周りの価値観がある。たとえ「強欲」と思われたとしても。
大きな秘密を抱えたセレーナがお茶会でアクセサリー強奪の免罪をふかっけられて「強欲令嬢」と二つ名をつけられたシーンから、物語は始まる。
この事態を収拾した大魔法使いの蛇侯爵ことユリシーズの元へ色々あって嫁ぐことになるのだが、それは契約で結ばれた白い結婚。しかもこの蛇侯爵、とんでもなく口が悪いとか。
前途多難な嫁入りを覚悟していたセレーナだったが、嫁ぎ先で出会った獣人との触れ合いや、趣味のアロマキャンドル作りをしていくうちに、自由に生きる喜びと自分らしさを取り戻していく。
そして何より重要なことをここに記します。ユリシーズがとにかくカッコいい。カッコいいったらカッコいい。彼自身もその強すぎる力を王国に危惧されて色々な制約を背負わされている身ですが、自分らしく生きることを諦めていない。評判の悪い口の悪さもそのためです。本当は懐が広くて心根の優しい強欲なイケメンなのです。
そんなユリシーズとセレーナは徐々に惹かれ合うも、脳裏をちらつくのは「白い結婚」という言葉。
しがらみだらけの世界で自分らしく生きていくためには、少々強欲にならなければならない。でも、それは人に与えられた権利であるはずだから。
解決しなければならない課題を一つずつ乗り越えていった暁に、何色でもなかった二人の関係が鮮やかに色づき始めます。
ヒロインだけでなく、ヒーローのセカンドライフでもある素敵なお話です。ぜひ、ご一読ください!ゲコゲコ!🐸💗🐍
侯爵令嬢セレーナは冒頭からいきなりガチンコの悪役令嬢に濡れ衣を着せられ、なんと『強欲令嬢』とありがたくない二つ名をつけられてしまう。
大ピンチの彼女を救ってくれたのは「蛇侯爵」ことユリシーズ。
口は悪いし入れ墨だらけ、評判は最悪だけど、どう考えてもやさしくないかこの人???
そんな場面から始まるこの物語は、セレーナの「実は異世界転生者である」という秘密をうまーく隠すために父とユリシーズとのやりとりによって「白い結婚」に持ち込まれてしまうのである。
選択の余地もなくセレーナはその話を承諾。
そして、彼女が辿り着いたお屋敷は――なんと、もっふもふのもふりーぬのもふふふふパラダイスだったのである!!
いや、ユリシーズがかっこいいかわいいし、
セレーナの「ゲコゲコ」がね、もう、いいんですよ? とっても、
一先ず、奥様を狙っている「王子様」問題、がんばってくださーい!(/・ω・)/
某令嬢にはめられて、『強欲令嬢』という酷い呼び名まで付けられたセレーナ(セラ)。
助けてくれたのは、『蛇侯爵』と異名を持つ大魔法使い、ユリシーズ(リス)でした。
それぞれ事情と秘密のある2人が、書類上だけの『白い結婚』をする事に。
最初は「ありがたい!」と思っていたヒロインが、嫁ぎ先で見つけた、思いがけず楽しい日々。
そして、夫の不器用な優しさと愛情。
自由に生きるセラちゃんが、可愛い!
そして、リス様がスパダリなのです!!
2人の気持ちが寄り添い、お互いが唯一無二の存在となる甘々な過程を、うっとり楽しんでください♪
ステキだったり、可愛いかったりな…もふもふ獣人さん達もいますよー!
転生者であるセレーナ。
諸事情もあり、とある事件をきっかけに蛇侯爵ことユリシーズへと嫁ぐ事になる。
白い結婚が交わされ、侯爵家で自由を謳歌する予定だったがーー
始まりこそ、強欲令嬢のレッテルが貼られる事件が起こったりと何やら物騒でしたが、一転して結婚生活が始まるとガーデニングに勤しんだり、獣人の使用人達と仲良くなったりと白い結婚生活を謳歌するセレーナの素の姿は自由を謳歌して何とも楽しそう。
そんな生活の中で互いに素の姿を見せ合い、二人は惹かれ合う。
もう、甘い! いや、その甘さが最高なんですが!!
互いを知り、互いの能力を知り、互いの秘密を共有する。
二人のやり取りや言葉の掛け合いは、テンポも良くとにかく楽しい。
楽しんでるだろ二人して、そんな姿を想像できるほど!
楽しい掛け合いだけではなく、次第に近づく距離には甘い側面もあったりと、どの角度からも楽しめる作品です。
特に。特に、甘いシーンがある。
本当に、オススメのシーンが!
必見です!
白い結婚(色恋なし、ベッドもなし)をしたはずのセレーナとユリシーズ。
しかし、ユリシーズの優しさ、セレーナの獣人に対する恐れのない親しみ。
セレーナは好奇心旺盛にユリシーズの性格や大魔法使いとしての仕事にずかずかと足を踏み入れていきます。
それだけではなく、彼に仕えるミンケやリニ、ディーデ……多彩な獣人とのやり取りと、彼らに恐れないセレーナが獣人たちの態度を軟化させていきます。
突然決まった不安ばかりの嫁入りでしたが、セレーナは嫁ぎ先で楽しく生き生きと生活しています。
そんな彼女の態度に若干戸惑う獣人たちと、おかしみを覚えながら次第に惹かれていくユリシーズ。
セレーナもユリシーズの度量の大きさと大らかな態度に次第に惹かれていきます。
白い結婚が、次第に恋に変わっていく様子は思わずニヤニヤしてしまいます。
白い結婚だから、白い結婚だから。
とセレーナもユリシーズも自分に言い聞かせていますが、自分の好きなことや能力をそのまま受けいれてくれるユリシーズはセレーナの中で大きな存在になっていきます。
ユリシーズも、セレーナの破天荒さと素直な態度に徐々に惹かれていっている様子が見られます。
そして、「甘い呪縛」章のあま~いお話でニヨニヨします。
是非、ニヨニヨしながら読んでください.
あま~いお話ですよ。