概要
帝国と共和国の戦いのはてに訪れた平和は一時のものであった。
リーインシュタット帝国とラー共和国との間におこった三十年戦争は両国の国力の疲弊によりなし崩し的に和平条約が結ばれ、十五年が過ぎた。
国境の街ガープでは両国の思惑と国力低下からくる治安の悪化により民衆は苦しんでいた。
ガープの街に住む少女エマは母が残した獣鬼兵を駆り、街を支配する組織に抵抗するのであった。
国境の街ガープでは両国の思惑と国力低下からくる治安の悪化により民衆は苦しんでいた。
ガープの街に住む少女エマは母が残した獣鬼兵を駆り、街を支配する組織に抵抗するのであった。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!日本が生んだ「ファンタジー」の楽しさ
本作はヒロイン・ヒーロー(女性が先でなければなりません)が活躍する物語です。
概要には「獣鬼兵」の文字もありますが、それが何かは本編をご覧願います。主人公は美少女から美女に代わる境にいる少女で、初々しくも、手練れの男性に臆することなく戦います。この姿が実に格好いい。タグには「SF」と「ファンタジー」の両方がつけられており、高度な科学技術の片鱗を見せながらも西洋的舞台を活かしてファンタジーの要素も盛り込まれています。
これが、日本が生んだ「ファンタジー」。
欧米ならば、出自の違いによって選り分けて純血を保つでしょう。それは日本の流儀ではありません。美味しいものはみんな料理の皿に盛る。戦闘…続きを読む - ★★★ Excellent!!!仲間を探して西へ東へ。街と仲間を守る為に立ち上がる少女
国境の街ガープ。
大国同士の戦争の影響で治安が悪く、また住民達は統治者から苦しめられていました。
街に住む少女エマは、レストラン兼宿屋で働く、一見して普通の少女。
しかし、彼女の元へ現れたひとりの女性ベレッタとの出会いが、全ての幕開けでした。
ブレーメン旅団。かつて、戦場を駆け、圧政に抗った不屈のチームがありました。その旅団長の娘が、エマだったのです。ベレッタはその団員でした。
妹が連れ去られ、そうはいくかとエマ。彼女を待っていたのは、戦争で使われた兵器、獣鬼兵(ビーストウォーリア)というロボットでした。
九尾の狐(ナインテイル)という名前のその機体は、亡き母サラの愛機。それを駆り、…続きを読む