仲間を探して西へ東へ。街と仲間を守る為に立ち上がる少女

国境の街ガープ。
大国同士の戦争の影響で治安が悪く、また住民達は統治者から苦しめられていました。

街に住む少女エマは、レストラン兼宿屋で働く、一見して普通の少女。

しかし、彼女の元へ現れたひとりの女性ベレッタとの出会いが、全ての幕開けでした。

ブレーメン旅団。かつて、戦場を駆け、圧政に抗った不屈のチームがありました。その旅団長の娘が、エマだったのです。ベレッタはその団員でした。

妹が連れ去られ、そうはいくかとエマ。彼女を待っていたのは、戦争で使われた兵器、獣鬼兵(ビーストウォーリア)というロボットでした。
九尾の狐(ナインテイル)という名前のその機体は、亡き母サラの愛機。それを駆り、エマは逆境に立ち向かうことになります。

名をブレーメン自警団と改め、帝国の支配から脱却するために仲間を集める旅が始まります。

……ここまでで、既に熱い展開が繰り広げられます。母サラの謎、旅団の謎、獣鬼兵の謎、そしてリナの謎……。少しずつ明らかになってきていますが、その度に考察が捗ります。タグにある『SF』要素も、ワクワクしてしまいますね。

さらには、キャラクターの名前。どこかで聞いたことがある、ヒーローヒロイン達を想起させます。これも大きな、本作ならではのワクワク要素ですね。

王道の革命✕ロボットファンタジー小説。
どうぞ手に取ってみてください。

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