弓チョコ

※本レビュー作成時点でまだ連載中のため、「第六夜」までのレビューです。 本作の魅力は「ハズレが無い」ことでしょう。 心優しい主人公と少し厄介な悪霊との凸凹バディ。 緻密な設定と派…続きを読む

暗く、悲しい、タグ通り『心中』のお話。ふたりがどんな人生を送ってきて、この結末を受け入れたか。それが一人称視点で語られます。 私にはいくつか心当たりがあって、共感する部分がありまし…続きを読む

自分の部屋、掃除しますよね。 ゴミ、捨てますよね。ゴミステーションとかに。 自分の部屋は綺麗になりましたよね。綺麗ですね。 その「ゴミ」は、誰かが負っています。 回収業者さんが。…続きを読む

本当に本気で自由に生きようと思えば、恐らくできます。 しかし、実際問題としてそれはできない。何故なら生きなければならない。家族を養わねばならない。となると働かねばならない。となると…続きを読む

ユーモアな言葉選びがあちこちに見える読みやすい文体。 冒頭から引き込まれる程よい緊張感。 「初めての風俗で童貞を捨てる」決意を強く固めたと青年いう、見守りたいような、なんというか気…続きを読む

本作の魅力は読者に感動を何度も与えて引き付ける要素があることです。 感動とは、心を動かすこと。たとえそれがポジティブでもネガティブでも構わないのです。もし、本作を読んで「なんだこ…続きを読む

本作の特徴はふたりの「男装の麗人」が登場することです。ふたりとも、巷では人気があり、特に女性から憧れの存在としてカリスマ性を発揮しています。 そんな、周囲の期待に応えるような「昼の…続きを読む

この作者さんの作品は、私の無意識の死角から飛んできてクリーンヒットします。思っても見なかった展開と構想で、いつの間にか読み終えてしまい、感動して身体が熱くなります。 遺書（？） …続きを読む

この作品のタイトルは「スマホを忘れた日」 そして既に完結しているのでエピソードはひとつ。 エピソードタイトルは「たからもの」なんです。 ふたりの登場人物が待ち合わせをしています。タ…続きを読む

比喩表現と心理描写が多彩で、主人公の心の葛藤、悩み、諦め、淡い期待。そんな感情が波のように押し寄せます。その節々で、主人公の置かれている現状がすんなりと頭に入ってきます。 「僕」と…続きを読む

短編なので多くは語れませんが、こちらは花金という企画の作品です。テーマの要素を全て取り入れ、かつ、この文字数でこのエピソードを表現しているというのがとても上手だなと思いました。主役…続きを読む

何を書いてもネタバレになりそうですが、オススメさせてください。 お昼休みの屋上でひとり、つまらなさそうに寝ころぶ【主人公】白川徹。トオル君。 日常の中で、ある日彼の元に、【ヒロ…続きを読む

こんな濃密でリアルな物語を1万字で描けるものなのですね。 みーちゃんは殺人鬼です。このタイトル。色んな意味が込められています。全てにしっかり意味があります。文字だけで判断をしてはい…続きを読む

主人公、日登世(ひとせ)ちゃんの家系は、呪いの力が宿る子が生まれることのあるという変わった家系。それが「きょう読みの巫女」です。 その呪いの力は決して便利な能力でも、良い能力でも…続きを読む

国境の街ガープ。 大国同士の戦争の影響で治安が悪く、また住民達は統治者から苦しめられていました。 街に住む少女エマは、レストラン兼宿屋で働く、一見して普通の少女。 しかし、彼女…続きを読む

主人公とヒロインのデコボココンビ。商人の師弟(？)であり、健康器具(！)であり、お互いにとってかけがえのない大切な相手。 過去の柵や、家庭の柵、大切な人の死、因縁の仇敵。 様々な問…続きを読む

『倫理』『道徳』『善悪』は『社会(人間)の都合』で決められた物なので、宇宙万物絶対の価値基準ではありません。 そして『社会の都合に100%完全に合わせなければならない』訳でもありま…続きを読む

登場人物はほぼ、メインの6人のみです。6人だけ追っていれば大丈夫。ゲストは佑佳作品を知っていれば嬉しくなる程度で、知らないと話が分からない訳ではありませんよ。 6人はそれぞれ、過…続きを読む

弓道は競技性を競うスポーツの側面と、「武道」という別の変わった側面を持っています。つまり、日本古来の、人格形成・礼儀礼節など精神面に重きを置く考え方があります。 心身共に成長途中…続きを読む

ひとつでも好きなものに当てはまれば手に取ってください。 謎の組織に追われながら、町から町へ旅をする少年と少女。 少年の過去、少女の正体、組織の全容。まだまだ明かされない真実を気付け…続きを読む