暗く、悲しい、タグ通り『心中』のお話。ふたりがどんな人生を送ってきて、この結末を受け入れたか。それが一人称視点で語られます。私にはいくつか心当たりがあって、共感する部分がありました。急に決まったように見えるかもしれませんが、彼はずっと考えていて、ただ切っ掛けがこの日の彼女だったように思います。そういう『切っ掛け待ち』の人、実は割りと居るんじゃないだろうかと。そう思いました。例えばこの作品に共感のコメントやレビューが集まって、誰か少しでも心が救われればなと思います。