本作の特徴はふたりの「男装の麗人」が登場することです。ふたりとも、巷では人気があり、特に女性から憧れの存在としてカリスマ性を発揮しています。
そんな、周囲の期待に応えるような「昼の顔」と、ふたりきりの時だけに現れる「夜の顔」があります。
もう、これ以上はネタバレになってしまいます。とにかく読んでみてください。最終話のあの雰囲気はちょっとずるいくらい魅力的です。ああ、百合って良いなあと思わせられます。
そして、この内容とエピソードの濃さで1万字未満という事実。作者さんの美しく分かりやすい表現力にも注目してみてください。