夢の中で、また君に会えるから

主人公の香山リョウは彼女だった木村ユリナに振られたことがきっかけで塞ぎ込んでいた。
深夜、コンビニに行こうと外を出歩いた時、近所の路地でユリナと唐突な再会を果たす。
彼女に抱き着かれ、次第に意識を失ってしまう。
目を覚ました時、彼は自分の部屋にいた。やっぱり夢かと思い顔を洗いに行くと、そこにいたのは小学生姿の自分だった。
混乱して外へ飛び出すと自分以外の人間と出会わないことに気付かされる。
夢とは思えないほどリアルな感覚、不思議な世界に迷い込んでしまったようだった。
近所の公園に来た時、一人佇む少女に話しかけられる。
少女はすぐにリョウに懐き、彼女の明るい性格に引っ張られいろんな場所へ連れまわされる。
ある時、彼の元に不思議な手紙が届く。
〈思い出せ。彼女との間に何があったのか、それを忘れて…続きを読む