概要
彼女には秘密が多すぎる
現代最強の退魔師、蛇谷水琴には隠し事があった。1つは男として過ごした前世の記憶があること、そして2つ目は最凶の妖魔である『龍神』の下僕にされてしまっていること。夜伽と称した陵辱を毎夜のごとく受けながらも水琴はそれを周りに秘匿しつづける。退魔師としての信念に揺れる彼女の未来は……
※ハーメルン様にも投稿中
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!シン・ゴジラ的なリアリティで妖魔の棲みつく現代世界を描く
妖魔の跋扈する現代で、「退魔師」として働くJKというと、一見ジャンプモノみたいな印象を受けますが、どちらかというと「シン・ゴジラ」を彷彿とさせる、実写映像的な読み味でした。突然現れた「現代最強の退魔師巫女美少女JK」というコンテンツに湧く世間、利用しようと近づく人々、そういう「現金さ」を、諧謔も交えて書いている作品です。
もともとの世界で男性であるというTS設定ゆえに、家父長的な圧制や凌辱、性的な目線みたいなものがさんさんと水琴に降りかかっていても、水琴の人格自体は依然として転生前に紐づいているので、本人がそこまで「自分事」として捉えていない。あくまで他人事といった風なので、こちらも「災難…続きを読む