この作品をある程度読んで思ったことは
男→女ではなく、大人→魔法少女
って感じが当てはまる作品なのかなと。
ダークファンタジーの定義は分からないけど、主人公の雰囲気の暗さと相棒の明るさがちょうどよくマッチしていて面白い
雰囲気の暗さと言っても、性格の暗さではなくて、全てに絶望してるベクトルの暗さ。
その闇を抱えて人々の守護者たる魔法少女として戦っていく、ミスマッチ感…絶妙にマッチしている感じが妙に心地よい作品
戦闘描写が面白い作品ではあるものの
腕とか足が結構バッサバッサ切り落とされていく感じなのでちょいグロなのかな。
魔法もよくある「アイスランス」みたいなものから、結構厨二心がくすぐられるものまで。
個人的な意見として、TS、とせっかくサブタイトルにも付けられているので、男が女になった際に生じた日常の不便さや、女の子との距離感で感じるドキドキなんかを入れて欲しかった…感はあるけど、入れたら入れたでこの作品の主人公の「味」が失われてしまうのでなんとも歯がゆい思いです。
上記の部分は物足りなく感じつつも、それはそれでこの作品にしかない面白みのあるめちゃくちゃ好きな作品なので是非読んで見て欲しいです!