世界最強の荷物持ちっ‼️ていうかむしろあんたが戦って!?

やま

第1話 プロローグ

俺の名はアイン。


世界最高、最強の荷物もちを自称している。


勇者様大好きな荷物もち。いわゆる勇者オタクってやつだ。


キラキラした真っ直ぐな瞳、自分の身の危険を省みず人々を救う姿。


素晴らしすぐる。


勇者とは勇気があるもの。


だが闘う力をもっていなければ暴力に踏み潰されてしまう単なる「馬鹿」だ。


だが度の過ぎた勇気と自己犠牲と折れない心が「単なる馬鹿」を「勇者」に昇華させる。


その自らをかえみない行動と信念によって巻き起こる奇跡に人々は惹き付けられる。


俺もその奇跡に魅せられたひとりだ。


その勇者の織り成す物語を生でみたい!


おれは何れ来るであろうその時のその為にあらゆる努力をした。努力をし尽くした!


勇者に認めらるための武芸全般は勿論、荷物もちに必用そうなスキルは全て習得した。


全てを看破する鑑定スキル、時空転移スキル、超絶強化スキル、異空間収納スキル、状態異常無効スキル更にはいつまでも勇者様を支えるため、不老スキルまで。


よくわからないが俺には才能があった。それこそ伝説の勇者様みたいにだ。そんな俺でもここまで鍛えるのには非常に時間がかかってしまった。


特に異空間収納スキルを手に入れるためにぶっ殺した自らを邪神と名乗っていた雑魚を倒すのに非常にてこずってしまったのだ。


自らを鍛えに鍛えぬいた俺の実力からしたら大したことない雑魚だった。だがおれが何度ぶっ殺してもぶっ殺しても奴は死ななかった。


余りにしつこく復活するから俺はこの世界「シエラ」の世界の三柱の宗教 である


大地の神「ジブア教」

空の神「メンデス教」

光の神「サラ教」


その神殿をめぐり邪神を討ち滅ぼすための情報を集めた。


すると自らを厄災の邪神とか語っていたシャバゾウに封印されてしまっている「光の女神」サラから闇を祓う「光の秘宝」を授かることが必要みたいでその秘宝を獲得するのが兎に角面倒だった。


俺には勇者を支える為に必要な邪神がもつスキル「異空間収納」は絶対必要。


他の奴に殺られる、取られるわけにはいかい。


光の秘宝貰うとき、封印解放した女神サラから世界を救ってください勇者様!


とか言われたけど俺は勇者様じゃねーし。異空間収納スキルほしいだけだし。


ていうか勇者様とむしろ旅してー。


そんなこんなでやっとシャバゾウをぶっ殺したときにはもう50歳位になってた。


自分で邪神とか言ってたシャバゾウをぶっ殺したあと女神からなんでも願い叶えますって聞いてたから神界に行きたいってダメ元で言ったらまさかの歓迎だって。


むしろ前回勇者も神界にいって神様に昇華したのがメンデス神なんだって。


神界いったら案の定神様になれっていうから断ったけど、ずっと勇者を支えるため、若さと不老スキルはほしいって言ったら「神でもないただの人そのようなスキルを付与はできん!」ってぶちギレられたけど、まぁ神様達が倒せなかったシャバゾウをぶっ殺した俺のほうが強いよね!


女神も含めて神さま三人位いたけど、三人とも、超絶強化スキルで強化したらワンパンでぶっ殺しちゃったけど、やっぱり光なるだけで死なねーし。


今度は邪神かなんかに闇の秘宝もらいにいかねーとなんねーかな?って考えながらぶっ殺し続けたらなんか、若返りと不老スキルくれた。


早く素直にくれよなー。とりあえずお前らの顔覚えたからな、もういつでも転移で神界くるからな。


ホント無駄な暴力はしたくないんだよ、俺たんなる荷物もちだし。


やられたらやり返すだけだし。


さて元の世界に戻りますか。


せっかく若返ったし帰ったらまた勇者様にふさわしい荷物もちになるべく修行だな!


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