第34話 襲撃!ヤマダ王国晩餐会2
「ここは私が足止めをするから、みんなは武器を!」
「神気解放‼️聖剣召還‼️」
セシアが神気を解放して聖剣を呼び出す。
「いくよ?」
セシアが一瞬でヴァルゴとの間合いを積めると、下段から魔将ヴァルゴを切り上げる。
ヴァルゴは闇のオーラをまとった足で受け止めるが勢いは殺せず天井を突き破りぶっ飛ぶ。
「やりますね?」
間髪いれずジラルダが闇のオーラをまとった抜手でセシアを貫かんと突いてきた。
セシアは切り上げた勢のまま体を回転させ回避し、神気を込めた蹴りをななめ上段から踵落としを食らわす。
ドゴーン
ジラルダは城の遥したまでぶっ飛んだ。
「早くして!きっとすぐあいつら戻ってくる。二人同時にはちょっとしんどいかもしれない!」
セシアが聖剣を、正眼に構えながら叫ぶ。
「はっはー!愉快。愉快‼️」
ズガァァァン‼️
闇の雷がセシアを襲う。
「くっ!」
闇の雷かと思ったのは闇のオーラを、まとったヴァルゴの蹴りだった。それをセシアが神気で作った盾で受け止める。
「まぁそうなると後ろがガラ空きになりますね?」
いつの間にか戻ってきたジラルダの回しゲリがセシアの脇腹を捉えセシアがぶっ飛んだ。
「グラビティハンマー」
「ギガデ〇ン‼️」
「女神の吐息」
ほぼ同時に、凍也、イリスの攻撃魔法、日向の回復魔法が飛ぶ。
激轟音がとどろき紫電が走る。
「なに?障壁が‥‥」
凍也の雷は威力こそイリスの魔法に負けるがその紫電はあらゆる防御結界を無効とする。
そして体を電気で一瞬だが痺れさせる。
そこにイリスの重力を圧縮した巨大なハンマーが襲った。
ズドゴゴーン‼️
「くははっやるな!この俺にここまでダメージを食らわすとはなぁ。」
2つの強力な魔法が直撃したヴァルゴは血だらけになっていた。
「ホントですよね。この肉壁がなければ私までダメージうけてましたよ。」
さっとフォローに入ったジラルダがヤレヤレと肩をすくめる。
「今止めを差してあげるわ!」
回復したセシアが凍也達と並び立つ。
「あっ降参です、降参!もう魔王様が目的を果たしたでしょうしね!」
「ホント下らねぇ用事だよなぁ」
ヴァルゴは血をブッと吐き出す。
「それは確かに。さて、勇者よ、お前たちにはもう一人仲間がいたはずですが‥‥‥‥彼は大丈夫なんですか?彼は戦う力はないとききましたが?」
ジラルダはフフっと不敵に笑った。
「なんじゃ?アインのことか?心配などいるはずが‥‥‥」
イリスが呆れて言おとすると
「なっ!しまった!アインさんが狙いかっ‼️
「あぁ!アインさんのとこ行かなきゃ❗️」
「そ、そんなっ!アインになにかあったら私、わたしっ!」
勇者三人とも動揺しまくりだった。
「じゃあな!また会おうぜ。勇者!」
「なかなか楽しめましたよ❗️」
その隙をついて。魔将ヴァルゴ、魔将ジラルダは兵士を蹴散らしながら城の外に飛び降り消えていった。
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