第36話 黒騎士イアン と白姫騎士ティア
俺の名は黒騎士イアン。フルフェイスの漆黒の魔法の全身鎧がトレードマークの今話題の新星の冒険者だ。
俺の相棒は美しい金髪に美しいコバルトブルー、そして彫刻のように整った顔立ち、更にスラッと伸びた手足。出るとこはでて括れるところは括れている芸術的なスタイルの美人。女神がもし実在したのなら、彼女のような人なのだろう。
「しゅさ‥‥‥‥‥じゃなかった❗️イアン!オークの鼻全部集めたよ?」
「ありがとう。《万物鑑定‼️》あれ?オークジェネラルが一個、オークナイト12個まざってるな。」
「ごめんなさい。ザコすぎて見分けつかなかったですぅ‥‥‥」
ティアがその美しい顔を曇らせる。
「それだけ一生懸命やってくれたんだろ?ありがとう、ティア。それに上級種を駆除したから早くランクがあがる。よくやったな!お前は最高だ!」
おれは満面の笑みを浮かべた。兜で表情みえないけどな!
「主しゃまぁ❤️愛しておりますぅぅ❤️」
ティアが抱きついてくる。
ガッチャン‼️
お互い鎧だからそうなるよね!
そう俺はアイン!そしてこいつは姿を女神に替えた魔王ガラスティアだ。
何故俺たちが冒険者をやっているのかというと、すべては勇者様に聖剣を渡すためである。
俺たちパーティーは女神様のお忍びパーティーで勇者様がピンチになったとき颯爽と表れて
勇者様!この聖剣を使って!
といって聖剣を渡し聖剣を手に入れた勇者が破竹の勢いで魔王軍を打ち破り世界をすくうのだ!
めでたしめでたし‼️
みたいな!
くぅぅぅ!たまらん❗️
ちなみに魔王軍は魔宰相に全部あげた!
超喜んでたよ!
長年の夢だったんだって❗️
魔王ガラスティア、魔王ガーロウは魔宰相が殺して、アインは勇者を誘きだすために地下牢に閉じ込められている設定になってる!
ガラスティアは俺のそばに要ること以外なにもいらないんだって!
チョロインだよね!
まぁ本人曰く何千年生きてきたかわからないほど生きてきたけど自分より強い生物をみたことなかったんだって!
分かりやすく言うと自分どSだと思ってたら実は超ドMだったんだって!ただし自分より強い相手限定で。
やっと見つけた主人になる資格のあるアインを見たとたんドMの才能が開花。潜伏が長かった分だけ反動がでかいみたい。
まぁそんなわけで、ガラスティアも魔王に未練全くないみたい!
俺はこうして超優秀な仲間を手に入れた❗️
ただちょっとデレ過ぎているとこが問題だ‥‥‥。
さっきだってまちがえて主さまとか言ってるし!
バレるからやめてね?
「はい!主さま❗️」
ポンコツかよ‥‥‥‥
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