第43話 魔王 バラモンズ vs 勇者凍也

「クハハッよくここまでたどり着いたなっ!憎々しい!私がやっと手に入れた魔王軍を潰滅させおってっ!」


元魔宰相バラモンズが豪華な玉座から立ちあがり魔力を滾らせ威圧をしてくる。


「人間の命を家畜、燃料にしかみていない魔王軍など滅びて当然!だけど、話が通じるなら敢えて聞くぞ❗️降伏しろ!」


勇者凍也が紫の紫電を纏いながら剣をかまえる。


「貴様らの敗けだ❗️」


隣に神々しい光を纏ったセシアも聖剣を構えて凍也の隣に並立つ。


「無駄な争いはもう沢山だよっ!トップが降参したらもう無駄な血がながれるのを止められるんだよ?」


勇者日向も光のオーラを纏い聖なる魔力を滾らせる。


「お主ら黒のエルフの旅ももう終いじゃ。」


イリスも激しい魔力を‥‥‥‥


纏ってはいなかった。台詞も棒読みである。


イリスは魔力関知に関しては他者の追従を許さない。


密かに隠れて潜んでいる二つの気配を関知していた。


‥‥‥ほんっとあやつはしょーもない奴じゃな。まぁなんにせよ、無事でよかった。


イリスは深いタメ息をつきながらもほっこりしていた。


「さて、魔王退治の物語、ド派手に行くとするかのっ!」


イリスは今度こそその膨大な魔力を開放させた。


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