第14話 勇者の旅立ち4

最後におれの番だったのだが、思わぬ所で魔道具イージスを使うハメになったため、それが最大の持ち味ってことにしておいた。


ホントはグングニルでピカピカドッカッン!ってやる予定だったけど、あんまり目立つのよくないしまぁいっか!


かくして俺達の実力御披露目会は幕をとじた。


王族の皆さんや、軍幹部の皆さんは、腰をぬかしたり、あまりの凄まじさに茫然としたりこれでこの世は救われる!と泣き喜んでいる人がいたり、それはもう阿鼻叫喚だった!


勇者召還おお当たり!よかったね!


「ていうかおれと日向いらなくね?」


「だよね?」


凍也様と日向様が二人で呟く。


違いますよ!凍也様、日向様!徐々に強くなっていき、苦労して最後に魔王倒すのが一番おもしろいストーリーなんですからね!なんならその後に出てきちゃたりする邪神もたおしちゃったりしたら尚素敵!


おれがそう力作すると


「いやいや、ラノベ読みすぎだろ‥‥‥もしくはドラ〇エ3か‥‥」


「裏の世界とか行きたくないよ‥‥‥」


凍也様と日向様が盛大なタメ息をはく。


いやラノベとかドラ〇エってなに?


おれが元々いた世界の勇者のおとぎ話なんですけど!


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