第29話 魔王ガラスティアの襲撃

「貴様ゎっ!」


イリス様がいち早く気づき声を挙げる。


「おや?白のエンシェントエルフとはなつかしいな?」


魔王ガラスティアが目をまるくする。


「何故貴様がこの世界にいるのじゃ!アースを破壊しつくした貴様は異世界に旅だった。まさかその貴様がここにいるとは‼️」


イリス様が激昂して立ち上がった。白い魔力すら纏っている。


「そんなこともあったな。だが今の私は単なる主さまのメスブタ。ゆるして欲しい。」


「「「しゅっ、主さまってだれ!?」」」


イリス様、セシア様、日向様の三人の声がハモる。


や、やめて❗️


「真なる魔王ガーロウ様じゃ!」


イリス様がソッコーで俺を見る。


ですよねー!イリス様にはバレてますもんねー‥‥‥‥。


「ちょっ、ちょっと!イリスちゃん!この人だれ?なんでそこにいるの?さっきまでいなかったのにっ!」


日向様がアワアワしながらイリス様に尋ねる。


「不覚!私も気づかなかったっ‼️」


セシア様が剣にてをかける。


「あー、あー。私は戦いに来たのではない。勇者を一目見にきただけなのです。」


ガラスティアは俺をチラッとみて舌なめずりをした。


わ、わかったからっ!今晩いくからっ!


「妾は元魔王ガラスティア。今は魔王ガーロウ様のメスブタ。ガーロウのためなら何だってできる!愛しておる。躾てほしいのである。永久に側にいたいのである!あぁ!主さま、主さま❗️我慢できませぬ❗️放置だけはなにとぞ、なにとぞ‥‥」


自己紹介の途中にぶっ壊れた魔王を目の当たりにして三人はぽかんとする。


俺は無言で時空転移でガラスティアを神聖王国にぶっ飛ばした。


お、お前デレすぎだろっ!


とりあえずいろいろ不味いからちゃんと構ってやらないとな‥‥‥‥


おれは深い深いタメ息をついた‥‥‥‥


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る