第28話 勇者集結2
いろいろ問題は発生したが、ついに勇者パーティーが集結した!
勇者凍也、勇者日向、勇者セシア、勇者イリス
凍也様も日向様も超パワーアップしたので、名実ともにこの世界で最強だろう。
このパーティーにサポートとして、ロイヤルガードのレイラさんと、荷物持ちのおれがついて行く。
なぜレイラさんなのかはわからないが、凍也様が希望したらしい。
おれたちは大昔に召還された勇者の末裔が治める国「ヤマダ王国」に行くことになった。
ヤマダ王国でも最近勇者召還をしたらしく、勇者の活躍により、ユリア公国とともに生き残っていた。
おれたちはそこでもう一組の勇者パーティーと合流して居場所がわかっている、魔王を協力して倒すのだ。
ユリア公国もすでにヤマダ王国に使者をだしており、軍の再編が終わり次第シリウス神聖王国に出撃する予定である。
その道のりは2ヵ月はかかる。おれたちはのんびり馬車三台での移動をしていた。
「ひまだねー!」
「ひまじゃなぁ~」
「暇ですね。」
結構デカイ馬車なのに、日向様、イリス様、セシア様がおれにピタリと寄り添いながらボヤいた。
凍也様とレイラさんが一番馬車で俺たちが二番馬車、三番馬車には、交代要因の御者さんたちが乗っていた。食料などはおれがあずかっているため、比較的早いペースですすんでいる。
「暇だからいまからする?」
「よいの!」
「ふふっ!何度しても飽きないよね!」
いや、何度もできませんからね?
三人の目が怪しく光った。
「ていうか主さま全然約束守っていただいていないのです...」
一陣の風が吹いたかと思うと、眼の前の席に魔王ガラスティアがジト眼ですわっていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます