第28話 勇者集結2

いろいろ問題は発生したが、ついに勇者パーティーが集結した!


勇者凍也、勇者日向、勇者セシア、勇者イリス


凍也様も日向様も超パワーアップしたので、名実ともにこの世界で最強だろう。


このパーティーにサポートとして、ロイヤルガードのレイラさんと、荷物持ちのおれがついて行く。


なぜレイラさんなのかはわからないが、凍也様が希望したらしい。


おれたちは大昔に召還された勇者の末裔が治める国「ヤマダ王国」に行くことになった。


ヤマダ王国でも最近勇者召還をしたらしく、勇者の活躍により、ユリア公国とともに生き残っていた。


おれたちはそこでもう一組の勇者パーティーと合流して居場所がわかっている、魔王を協力して倒すのだ。


ユリア公国もすでにヤマダ王国に使者をだしており、軍の再編が終わり次第シリウス神聖王国に出撃する予定である。


その道のりは2ヵ月はかかる。おれたちはのんびり馬車三台での移動をしていた。


「ひまだねー!」


「ひまじゃなぁ~」


「暇ですね。」


結構デカイ馬車なのに、日向様、イリス様、セシア様がおれにピタリと寄り添いながらボヤいた。


凍也様とレイラさんが一番馬車で俺たちが二番馬車、三番馬車には、交代要因の御者さんたちが乗っていた。食料などはおれがあずかっているため、比較的早いペースですすんでいる。


「暇だからいまからする?」


「よいの!」


「ふふっ!何度しても飽きないよね!」


いや、何度もできませんからね?


三人の目が怪しく光った。


「ていうか主さま全然約束守っていただいていないのです...」


一陣の風が吹いたかと思うと、眼の前の席に魔王ガラスティアがジト眼ですわっていた。


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