第41話 ドラゴンスレイヤー イアン
「くらえっ!剣魔法‼️ドラグスレイブソニックブレイドォォォ」
普通の魔法なんぞ使えないおれはそれっぽい名前を叫び超絶強化をしてぶっとんでいき、サクッと黒龍を真っ二つにする。そして空気を蹴り一瞬でもとの場所に戻り、斬心を決める。
その間は0.05秒。
まだ黒龍はつながっている。
1秒たつと黒龍は真っ二つになり、イアンの足もとはクレーターになり、イアンの動いた軌跡にソニックブームが発生して辺が吹き飛ぶ。
くうぅぅぅ!決まった‼️
回りけっこう吹き飛ばしちゃったけどまっいっか!
おれがクレーターからぴょんと飛び出たそのとき、ティアが他の黒龍を倒しに向かったあたりから巨大な魔力とともに、地上からおびただしい巨大な光の槍がつきでて空を旋回していた黒龍を貫く。
女神の魔法格好いいぃぃぃ‼️
ていうかそんな女神をバリバリ食べたティアやばくない?
おれはティアと合流し、討伐隊が黒龍と戦っているのを瓦礫の上に座ってティアと一緒に弁当を広げて見物していた。
「ティアの魔法すごかったよ!」
「ありがとうイアン。女神の魔法の中では比較的強い魔法よ?まぁ私だったら結界魔法で簡単に防げたけどねっ!」
ティアは黒いオーラを洩らしながら妖艶に頬笑む。
「それより討伐隊何人か食べられてるけどどうする?」
ティアが可愛らしく小首をかしげる。
「俺達の強さを証言して貰わなきゃなんないから、この弁当食べ終わったら助けてあげよ?」
イアンは兜の口のとこをシャコっとあけて弁当を食べる。
「しゅきありっ❤️❤️❤️」
ティアが一瞬の隙間にキスをしてくる。
「むーっ、むーっ、ぷはぁ。まだ食べてるからぁっ!」
「しゅ、主しゃまぁ❤️萌えますぅ❤️」
ティアにがばっと押し倒される。
すかさず兜を閉じる。
ほんとにこいつの地雷がどこにあるか、まったくわかったもんじゃない!
おれはペイッとティアをどけて仕方なく討伐隊を助けるため剣を抜く。
「おぉぉい!助けが必要かっ?」
「た、たすけてくれっ‼️もう《討伐するもの》達も全員喰われてしまったっ!もうだめだっ!」
「あららっ!それはまずいね。とりあえずトカゲに、逃げれないように翼もぎっとくよっ!」
おれは眼に求まらぬ速さで高速移動しながら
黒龍の翼を半分ぐらいだけ収納する。
その際のかけ声も忘れない。
「剣魔法 ダークネスブレイドォォォ❗️」
いつの間にか翼を半分もぎ取られた黒龍が雄叫びをあげる。
「ついでにサービスだ!もういっちょっ!ダークネスブレイド!」
着地したおれはまた高速移動して黒龍のしっぽ半分を収納する。
そう、おれの収納は空間を収納する。
だから敵の身体の一部だけ強制的に収納さえもできる。それを防ぐことはできない。
この無間収納は正式名称は「神滅の檻」というスキルで邪神からパクったスキルだ。
おれは邪神からその技をくらうまえにワンパンで殺したけどねっ!
援護するために黒龍にダメージを与えてきたんだけど‥‥‥‥なんか楽しくなってきたっ!
あっそーれっ🎵ダークネスブレイド!
そぉーれっそれっ🎵ダークネスっ!
ちょいっとなっ🎵ダークック!
ほぉーれっ🎵ダーダッダ❗️
気付いたら黒龍の手足もなくなっていて穴だらけになった黒龍は血を流しつくし絶命していた‥‥‥。
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