楽しい時も辛い時も、いつも君が隣にいてくれた。そのおかげで俺は──。 青季 ふゆ@『美少女とぶらり旅』1巻発売
ラノベ作家を目指す高校二年生、米倉 透(とおる)には成績優秀スポーツ万能クールでちょっぴり口が厳しい幼馴染、 浅倉 凛(りん)がいる。
俺は凛に絶賛片思い中だが幼馴染という距離感もあり行動に移せず悶々とする日々を送っていた。
しかしある日を境に凛がグイグイくるようになった。
映画に誘ってきたり、手作り料理を振舞ってくれたり、お家でぎゅーしてくれたり。
そんな日々を過ごすうちに今まで微動だにしなかった凛との距離が少しずつ縮まっていき──。
これは、素直じゃない幼馴染と織りなす甘くて焦れったいラブコメディ。
◇『小説家になろう』様にて、日間・週間1位、月間2位(現代恋愛ジャンル)に獲得。
目次
完結済 全54話
更新
- 第1話 世界一可愛い俺の幼馴染について
- 第2話 優雅なモーニングタイム、幼馴染と登校
- 第3話 「幼馴染ざまぁが流行っててつらたん」
- 第4話 幼馴染「一緒に帰りませんか?」
- 第5話 幼馴染の申し出
- 第6話 幼馴染のことを妄想する朝
- 第7話 幼馴染のお弁当
- 第8話 幼馴染に激励される
- 第9話 幼馴染と図書室でのひととき
- 第10話 幼馴染との出会い
- 第11話 シロップの引き金
- 第12話 幼馴染とぎゅー
- 第13話 幼馴染のお誘い
- 第14話 幼馴染と映画
- 第15話 幼馴染と手を
- 第16話 幼馴染の思い出し泣き
- 第17話 幼馴染との初々しい日々
- 第18話 幼馴染と照り焼きバーガー
- 第19話 幼馴染のたけのこの炊き込みご飯
- 第20話 幼馴染とテレパシー
- 第21話 幼馴染のお家を訪問
- 第22話 幼馴染の手料理と、懐かしい空気
- 第23話 幼馴染のお部屋
- 第24話 幼馴染と、おまもり
- 第25話 幼馴染の「ぎゅー」のおねだり、そして──
- 第26話 幼馴染と約束と、決意
- 第27話 委員長と
- 第28話 幼馴染と夜更かしさん
- 第29話 妹と、新作について
- 第30話 幼馴染と、中学の日の決意
- 第31話 幼馴染の膝枕
- 第32話 幼馴染、我が家に訪問
- 第33話 幼馴染と部屋で……
- 第34話 幼馴染の懇願
- 第35話 幼馴染と夕暮れのひと時
- 第36話 現実を知った俺、何かを察する幼馴染
- 第37話 凡庸さを認める俺、穏やかに見守る幼馴染
- 第38話 完結、そして新作を……
- 第39話 心配する幼馴染
- 第40話 幼馴染のいない平日
- 第41話 ──○○○○○○、○○○○○。
- 第42話 幼馴染の毒舌と、俺のやらかし
- 第43話 想いを伝えるその前に
- 第44話 私は透くんの
- 第45話 出逢い
- 第46話 ぽかぽか、どきどき
- 第47話 私が、支えます
- 第48話 透くんとの『これから』を
- 第49話 世界一の、ファンなんですから
- 第50話 頑張れ
- 第51話 世界一かわいい俺の幼馴染が、今日も可愛い
- 第52話 新たな朝
- 最終話 10万文字のラブレター
- ありがとう
おすすめレビュー
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★★★ Excellent!!!
超純愛と信頼の物語 くま
一気読みさせていただきました。実は私も小学生の時に、小説家になりたくて原稿用紙に書き綴っていました。
中学2年まで書き綴って諦めました。
読んでいて、その時の事がよみがえり、透くんにシンパシーを感じました。
今何かを頑張ってる人、挫折しそうになっている人に読んでほしいと思える物語だと思います。
★★★ Excellent!!!
小説家になろうと頑張るすべての人たちへ ヤマネ
小説家になろうと頑張るすべての人たちへ。
あるいは、小説家になりたかったすべての人たちへ。
これは、あなたのための物語。
この作品には、ふたつの軸がある。
ひとつは、凛とした美少女で、ちょっとだけ毒舌な、気心の知れた間柄である幼馴染が、あるきっかけからグイグイ迫ってくるというイチャイチャラブコメ。
もうひとつは、小説投稿サイトで小説家を目指す少年が、夢に向かって努力し、挫折し、乗り越えるという熱い青春のエピソードだ。
表のテーマと、裏のテーマ。
そう言い換えてもいい。
このふたつの軸が渾然一体となって、ひとつの、骨太な物語を形成している。
つまりこの作品は、単にラブコメであるのみならず、『カクヨム』のようなサイトに小説を投稿している皆へのエールにもなっている。
私にはそう感じられた。
軽快なテンポで語られるストーリーは、ほどよいジョークをコメディタッチにはさみながらも、ときに力強く、情熱的な描写で読むものに迫ってくる。
その緩急のつけかた、感情の揺さぶりかたは、なかなか巧みなテクニックで、思わず息を呑む。
主要人物は二人にしぼられ、話の構成としてはコンパクトでありつつ、幼馴染ものらしい過去の逸話が随所にはさみ込まれ、二人の気持ちが揺れ動くさまを丁寧に描いている。
そして、やはり私が推したいのは、小説家を目指す少年の心の葛藤。
表現の道はしばしば苦しく、耐えが…
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