第25話 想定外の事態に発展?

うーん・・・・地面を掘り進んでここまで敵が?

いやいや・・・どうなんだそれ?

そんな時間のかかる事をしたとして、なんであの時全軍で進軍してたんだ?意味が分からんな・・・・

で・・・・言われた場所は・・・・今俺たちは、引きずっていった跡?その痕跡がいきなり途切れた場所に来たんだが、魔法なのか、何か特別な事をしたのかわからない。

因みにこの付近は結構地面がデコボコだ。


仕方がないので俺はその、途切れた跡?それを辿って進んでみる事に。


「エリザベート、俺は今から地面に集中するから、俺の護衛をしっかり頼む。カチヤとヘインチェは俺の周囲の警戒だ。頼んだぞ?万が一にもこの装備で後れを取るとは思えないが・・・・」


「任せな!不届き者がいたら、この手で成敗してくれよう!」


頼もしいエリザベートの返答だ。

「ランナル様は、何かあると思うのかしら?」


カチヤが聞いてくる。

「ああ・・・・どうも地面が怪しいというからな、俺もこの境目が気になる・・・・」


「だ・・・・大丈夫でしょうか?もし何かあれば・・・・」


「その時は、急いで逃げてくれ。俺を助ける必要はない・・・・知らせてくれれば、俺も逃げる。」


・・・・何があるかわからんが、まあ大丈夫だろう?


そう思って調べ始めたが・・・・


よく見ると、境目には何か変化がある。

こういったのは、軍の管轄じゃないのか?


どう思ったのか、何故かヨゼフィーネが俺のすぐそばで見守って?いる。

「なあ・・・・そんな所で見てないで、自分で調べろよ?」


「そうは言っても・・・・私は魔術はからっきしだからねえ?」


ねえじゃねえ!この地面の境目が見えねえのか?

「あ・・・お母様、ランナル様怒ってるよ?あのね・・・・私たちには、何の変哲もない地面にしか見えないのよ?ただ地面を引き摺った跡が、ここで途切れてるって以外は・・・・」


え?この境界線が見えない?


おかしい・・・・


「なあ・・・・そこの4姉妹、あんたらも突っ立ってないで、ちょっとは何かしてくれよ!」


俺は4姉妹にも何か変化がないか、見てもらおうと思って声をかけた。


「ですが・・・・私共にも、何の変哲のない地面にしか見えません事よ?」


・・・・まじか?

俺にしか見えてない?

俺は仕方なく地面を這うように地面の境界線を辿っていく。


あ、4姉妹はその場に居座りやがったな!優雅にお茶なんぞしてるんじゃねえ!

そう思い、俺は地面を這いつくばりながら、進んでいく。

暫くして・・・・俺は全く警戒していなかったせいか、何かにぶつかった。


は?エリザベーは・・・まあいい、カチヤとヘインチェ、何してたんだ?


そう思ったが・・・・目の前には4姉妹が座ってお茶していた。


なあ・・・俺が一生懸命調べてるのに、何立ち塞がってるんだ?

そう思って、立ち上がったが・・・・

カチヤら3人は、何やら俺と地面を見比べている。


・・・俺はどうやらぐるっと大きく円を描くように、一周してきたようだ。


「ねえ・・・これって・・・・」


「ああ・・・・言わなくてもわかるぞ?」


うん?カチヤとエリザベートが何か言っている。

俺もみたが・・・・なんだか綺麗な円だな?


「ランナル様・・・・これ、魔法陣じゃないですか?」



え?そこには直径10メートル以上の円?らしき俺の這った跡があった・・・・

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