第31話 ヨゼフィーネが泣きついてきた・・・・
俺達が無事戻ると、ヨゼフィーネが真っ先に現れ、泣きついてきた。
「よ・・・・よかった・・・・心配したんですよ?」
「・・・・俺は運がいいらしいからな。王様へは報告終わってるのか?」
俺はそう聞いた。
「私たちの事は・・・・ね。さ、ランナル様が・・・・その阿呆を連れ戻してくれたのですから、何らかの進展はあったのでしょう?早速報告へ!」
何か様子が変だが・・・ずいぶん目元が赤いな?泣いていたのか?
「なあ・・・・泣いてた?」
「え?ええ・・・隠しても仕方ありませんわ。置いていかれたと思ってから、ずっと泣いてましたのよ。」
うう・・・何だか知らんが、男心をくすぐるな、この仕草。きっと男をゲットしようとするアマゾネスの性なんだろうけど。
いかんなあ・・・・妻がいるっていうのに、こうムラムラとしやがる・・・
・・・・
・・・
・・
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そして直ぐに対策会議?をしている場所へやってきた。
流石に問題となる・・・・砦にいた兵が生きているかもしれないので、国王陛下以下、国の主だったメンツがそろっているようだ。
「ランナル、流石は強運の持ち主じゃのう?」
「あ・・・・ヨゼフィーネ達にはすまないと思ったけど、万が一があっても困るからな。あ、結局詳しい探索はしてねえぞ?」
「ああ、それは良いのだ・・・・これから兵を一気に送り込む。ランナルにはその手引きをしてもらえばよい。あとは軍で何とかしよう。」
「それならいいけどな。ああ、魔物と戦闘になれば俺らも戦うから。」
軍隊って、魔物との遭遇戦ではあまり役立ちそうにないからな。
軍対軍、つまりは対人戦で本領発揮だろ?
「とりあえずその愚か者・・・・貴様、ミスを挽回させてやるから、案内せよ!」
「は・・・・・はあ!ありがたき「そんなんいいから行け!」」
ひでえ・・・・あの阿呆には、これぐらいでいいんじゃないか?
「では、行ってまいります・・・・娘をそば付けに置いていきますので、便利に使ってやって下さい。」
「おい待て・・・」
ヨゼフィーネは去った。
・・・・
・・・
・・
・
結局この後、俺達はお役御免?で暫く休む事になった。
汚れてるしな・・・・魔法でってのもいいが、風呂だな風呂。
何故か妻達は全員先に風呂へ行ってしまった・・・・
気が付けば親方達もだ。
何故か取り残された俺。
仕方ない、俺も男湯に行くか・・・・
そう思ったら、腕を取られた。あ、いたな、そういえば・・・・ヨゼフィーネの娘。
見た瞬間、再びムラムラが・・・・いかん!いかんぞ?
「あの、ランナル様、お風呂案内しますよ?」
「お・・・・おう?た・・・・頼む・・・・」
俺は下半身を抑えるのに必死になってしまい、知らぬ間に連れられてしまった・・・・何処へ行くんだ?
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