第33話 何て事だ・・・・

俺は隣で寝ているアレイトををぼんやり見つめながら、ぼーっとしていた。


・・・・うーん・・・・何だっけ・・・・?

思い出す事ができない・・・・まあいいか?

俺はよく分からないまま起き上がると、シーツが落ち・・・・あれ?何で裸なんだ?

しかも隣のアレイトも裸・・・ってうわ!股間の付近が血だらけじゃないか!

何が起こった?

俺はもう、一気に目覚めた。

そうだ・・・・たしか風呂に入っていたはずだ!

そして・・・うん、身体を拭くタオルが無くって、そうしたらアレイトが差し出してくれ・・・・


あれ?そこから記憶が無いな・・・・?


思い出せ!何か忘れてはいけないナニかがあったはずだ・・・・思わずアレイトの股を見てしまうが・・・・何故血だらけ?

そう思っていたら・・・・

「おはよう!昨日は激しかった!意外に凄いんだね・・・・5回もするとは思わなかったよ!でもまだ私は大丈夫だよ?それと、出来たから今後妻にしてね?」


・・・ナニヲイッテルンダコノムスメハ


・・・・暫くして思い出した。

あ・・・・何か仕込んでたな?そう言えばいい匂いがすると思っていたら意識が・・・・


これが・・・アマゾネスの夜の戦いか!

俺は敗れ去った・・・・


「もしかして覚えてない?じゃあ今から記憶に残るのを・・・・ね?」


因みに裸の俺は無力だ。15とは言えアマゾネスの娘に、簡単に組み敷かれるほどに。


そして・・・・アレイトが満足するまで俺は・・・・


・・・・

・・・

・・



俺はカチヤ達に揺り起こされた。

そしてアレイトが床で正座させられている。

何が起こったんだ?


「・・・・俺なんかしたか?」


どうやら頭に防御本能が働いたらしく、俺の記憶は風呂あたりから無かった。

「ランナル様が、この娘に犯されたのですよ?」


女が男を犯すって・・・・


「はあ・・・仕方ありません・・・・この親子もランナル様の妻にしないといけないとか・・・・」


ヘインチェさん何言ってるんですか?


すると、エリーザベトが何か魔道具を渡してくる。

「この娘が仕込んでいた魔道具だ。ここに一部始終が収まっている。」

・・・・俺は恐る恐る見る。

そこには過去の映像が・・・・動く、音声も出るのが表示されていて、俺とアレイトとの情事がばっちり映っていた・・・・


・・・・暫くしてヨゼフィーネが戻ってきた。

「明日全軍を展開する。その時は・・・・できれば同行してほしい。やはりランナル様の運が欲しい。子種もだが・・・・じゅる」


おい、最後の・・・・心の声聞こえたぞ?


「ああすまないね・・・・・娘ね・・・・ああだと・・・・そうだ!すまないが少し相談がある、来てくれ!」


俺は誰の妨げもないまま、連れ去られた。


あ、そうそう、あの後カチヤ達、どうやら気分が悪くなったらしく、少し休むと言ってきたんだ。


もしかしてアマゾネス何かした?


「という訳で、今回は魔術師対策もした!それと・・・・娘が羨ましい!私にも!」

何故かまた風呂場に押し込まれた俺。あ・・・また何かいい匂いが・・・・


無論?娘の鉄壁のガードの下、俺は拘束させられ・・・・


「親子丼は男の夢だと聞いた。お試しあれ!」


親子丼って何だ・・・・


そして・・・・


確かに親子丼はある意味男の夢だと思った。


翌日、出発前にカチヤ、ヘインチェ、エリーザベトの3人の妊娠が報告された。え?まじ?そう言えば途中から気分が悪いって・・・・


「流石ランナル様運がいい!百発百中じゃないですか、ひょっとして?」

・・・誰だ今言ったのは?

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